動画は編集のセンスで8割決まります。
初心者にはWindows Movie Makerが使いやすくてオススメですが、
なんでも初めての体験が基準となるので変な癖や抵抗感がつく前に、
VirtualDubに慣れておいたほうが後々楽かもしれません。
VirtualDubがフリー最強
フリーなので利用者が多く、そしてプラグイン開発も活発で自由度がとても高いです。
開発がストップしていた時期があり改造版やらいろいろでてきてますが、公式でいきます。
日本語化すればあとは手探りで何とかなりますが、よく使う部分について説明していきます。
まずは動画をカットする
録画したファイルをそのまま載せていては容量と時間の無駄ですので、
ここを載せたい!と思う必須シーンからまず切り抜きましょう。
最下部にあるバーを左右に動かせば、シーンスタート地点などの調整ができます。
細かい調整については黄色の矢印アイコンで1フレームずつ移動できます。
開始地点が決まった
開始地点が決まったら『編集』タブの『範囲の始点に設定する』をクリックします。
ここで設定した地点を動画の開始場所として認識するようになります。
続いて終了地点については同じく『編集』タブの『範囲の終点に設定する』を選択するだけです。
カットした場所を保存する
使いたいシーンを見つけたら設定を見失う前に保存します。
カットだけの場合は『直接コピー』にしておきましょう。
保存については『ファイル』タブから『名前を付けて保存』と、他のソフト同様です。
エンコードもしてない状態なので容量は結構なものとなりますが、
一段落完成するまでは基本的にソースファイルのままがオススメです。
一つの動画で使いたいシーンがいくつもある場合は、これを繰り返して抜き取りしていきます。
注意する点が一つあり、5秒以下の短いシーンは綺麗に切り取れない場合がありますし、
何度もカットしているとサウンドにプチノイズが入るようになります。
(これについては解決方法を後に書きます。)
本格的な編集へ
VirtualDubはプラグインが優れているので倍速にしたりシーン切り替えのエフェクトも付けたりと充実しています。
まずは2倍速にする方法をやってみましょう。
対人動画は1.5倍~2倍がオススメ
速度調整は『映像』タブの『フレームレート』で調整します。
編集をするときは『直接コピー』から『フルプロセッシング』にしておいてください。
ソースレート調整で任意の数値を入力します。
30 FPSで録画した場合、45 FPSにすれば1.5倍となり60 FPSと入力すれば2倍になります。
フレームレート変換では速度調整後のFPSを指定できます。
例えばソースを60 FPSとして、こちらを30 FPSと入力したらどうなるか。
見た目を2倍速のまま維持してFPSを30 FPSに落とすことができます。
本来なら1秒間に60回表示するところ、半分の30回分を抜き取るわけですから容量が半分になります。
その分の静止画がなくなるわけですから、場合によっては突然シーンがワープするように見えるかもしれませんが、
倍速などにしている場合は、画像をスキップしまくっても多分気づかないです。
サウンドを調整しよう
フレームレートを2倍にしてそのまま保存すると、早送りビデオみたいにキーキーした甲高い音になります。
そこでピンピンに張ったピアノ線を少し緩めるというかそんな感じで音の高さを標準に戻します。
サウンドはちょっとややこしいので、今でもメモ帳などを見ながら編集しています。
まずは『音声』タブから『フルプロセッシング』を選択し、『拡張フィルターを使用する』をクリックします。
最後に『フィルター』を選択し出てきた画面からサウンドを調整します。
右にある『追加』からinput > pitch shift > stretch > outputの順でダブルクリックしていってください。
画像のようになると思います。
pitch shiftをダブルクリックすると1.00000となっているので、これを0.5と入力します。
つまり2倍速なら0.5に、1.5倍速なら0.66666666ですね。
stretchも同様にをソースレートで割った数値を、例えば2倍なら0.5といったように数値を入力します。
編集したファイルはHuffyuv形式で保存
編集したファイルはソースファイルとは別物なのでなんらかの方式で保存する必要があります。
オススメなのがHuffyuvというもので、これは言わばzip圧縮のようなもの。
劣化なしに動画を保存できるので編集したあとの一時ファイルに利用することが多いです。
問題はFrapsで録画したファイルより10倍ぐらい大きくなること。
なので初めにカットしてから→編集→Huffyuvで保存としたほうがHDDに余裕がでます。
保存方法についてはいつもの『ファイル』タブから。
ファイル名の後に、-60fps-huffyuv.aviみたいに付ければ分かりやすくなります。
サウンドだけ抜き取って保存しておく
動画と一緒に編集するとサウンドにノイズが乗りやすくなります。
避難させておく意味で、フレームレートやサウンド調整した際に別ファイルとして保存しておきます。
『ファイル』タブの『WAVEファイルの保存』で動画ファイルの隣にでも置くと分かりやすいかも。
あとで外部音楽を乗せる際に編集しやすくなります。
全体のイメージを想像する
使いたいシーンを抜き取り、2倍速にしました。
ここで一旦どんな雰囲気になるのか動画を再生してみるのもオススメです。
どんな動画を作成したいかに寄りますが、一般的に6分以上ある動画は身内しか見ません。
BGMとして利用する音楽の1つか2つ程度の長さにしておくのがいいでしょう。
全体イメージが掴めたところで、次は使用したい音楽を聴きながら動画も同時再生します。
2倍速だと雰囲気が合う音楽は限られるので1.5倍ぐらいが使いやすいかもしれません。
ここが一番時間のかかる作業で、ピッタシ合う音楽が見つかるまで10~20分ほどかかる。
動画を編集する技術はないですが、音楽をあわせるところだけは全力でやっています。
次の記事ではサウンド編集編を書く予定です。
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