Adrenalin 22.11.2 WHQLに注意 Radeon RX 6000シリーズを物理的に故障させる可能性
昨年12月にリリースされたドライバー『Adrenalin 22.11.2 WHQL』はAMD Radeon RX 6000シリーズのグラフィックボードを物理的に故障させる可能性があると海外メディアから報じられました。
ドイツの修理店によると受け取った61枚のRadeon RX 6000シリーズのうち48枚が完全に故障しており、このような使い物にならないグラボが大量に届くことは初めてだそうです。
■2023年1月21日 続報記事
Radeon RX 6000シリーズ故障問題の続報 マイニング後の水洗いが原因か
故障したグラボの共通点はドライバー?
どんな使い方をしていたのかユーザーに尋ねたところ異なる反応が返ってきました。『YouTubeを見ていた』『普通にゲームをしていた』『何もせずアイドル状態だった』など。
そして判明したすべてに共通していることは昨年12月にリリースされたばかりのドライバーAdrenalin 22.11.2 WHQLを使用していたことです。
あまりにも不思議に思った彼は今回の件を動画にしてアップロードしたところ、『ドライバーを最新にしてから調子が悪い』『突然壊れたのはこれが原因か?』など同様の報告が他所からもポツポツと見られます。
現段階ではまだ可能性の一つに過ぎず原因を特定できたわけではありません。しかしドライバーによって熱保護が無効化されてしまうバグは以前あったので不安な気持ちが募ります。
怪しい点は色々とありますが真相はどうあれRadeon 6000ユーザーはドライバーを古いバージョンに戻しておくことが無難です。また一部のユーザーからはコイル鳴きが多発するようになったと報告も受けています。