アドセンスの収入が増える秘訣を22の成功事例から学ぶ
アドセンス公式サイトにある成功事例のサイトをまとめてみた。
成功者の真似をするのが一番手っ取り早く、そして何かしらの共通点があるハズ。
広告の貼り方を参考にするつもりで覗いてみる。
やはり見つかった共通部分
それぞれサイトのジャンルは違っても収入を増やしたい目標は同じです。
その一点で見ると決まった形が浮き上がってきたのでまとめてみました。
22通りのサイトを見て、トップページと記事ページのどこに広告を貼っているのか、その回数をカウントします。
トップページ編
広告タイプ | 広告サイズ | 使用回数 | 配置場所の詳細 |
広告ユニット | レクタングル中 (300×250) |
14回 | サイドバー上9、サイドバー下3、サイドバー中2 |
広告ユニット | ビッグバナー (728×90) |
14回 | ヘッダー9、フッター5 |
リンクユニット | スクエア (200×90) |
5回 | サイドバー下3、サイドバー中2 |
リンクユニット | 横長 (728×15) |
4回 | ヘッダー3、フッター1 |
広告ユニット | レクタングル大 (336×280) |
4回 | フッター3、サイドバー中1 |
広告ユニット | スクエア小 (200×200) |
4回 | サイドバー上3、サイドバー下1 |
広告ユニット | ワイドスカイスクレイパー (160×600) |
3回 | サイドバー下2、サイドバー中1 |
広告ユニット | スクエア (250×250) |
1回 | サイドバー上1 |
個別ごとに切り分けたヒートマップ

- レクタングル中 (300×250) – 9回 – サイドバー上
- ビッグバナー (728×90) – 9回 – ヘッダー
- ビッグバナー (728×90) – 5回 – フッター
- リンクユニット (200×90) – 5回 – サイドバー中/下
初めに広告ユニットを3箇所配置し、余った場所にリンクユニットを埋めます。
記事編と比べるとリンクユニットの使用率が高いことが分かります。
この広告配置は一度試したものの、あまりにクリック率が低くて一週間ほどで止めた経験があります。
当時はクリック率がすべてだと勘違いして、その先の広告とはなにかまで見通していなかった。
貼り方には意味があり、後述する成功者が語るアドセンスのコツを読むと理解すると思います。
肝心なのは「サイト運営者目線ではなく、広告主目線で見る」ことです。
記事編
広告タイプ | 広告サイズ | 使用回数 | 配置場所の詳細 |
広告ユニット | レクタングル大 (336×280) |
15回 | 記事下14、記事上1 |
広告ユニット | レクタングル中 (300×250) |
15回 | サイドバー上11、サイドバー下5 |
広告ユニット | ビッグバナー (728×90) |
13回 | ヘッダー10、フッター3 |
広告ユニット | ワイドスカイスクレイパー (160×600) |
8回 | サイドバー下7、サイドバー中1 |
リンクユニット | スクエア (200×90) |
5回 | サイドバー中2、サイドバー下2、サイドバー上1 |
広告ユニット | バナー (468×60) |
4回 | ヘッダー2、記事上1、記事下1 |
広告ユニット | スクエア (250×250) |
3回 | サイドバー上3 |
リンクユニット | 横長 (728×15) |
2回 | ヘッダー2 |
リンクユニット | 横長 (468×15) |
2回 | 記事上1、記事下1 |
個別ごとに切り分けたヒートマップ

- レクタングル大 (336×280) – 14回 – 記事下
- レクタングル中 (300×250) – 11回 – サイドバー上
- ビッグバナー (728×90) – 10回 – ヘッダー
- ワイドスカイスクレイパー (160×600) – 7回 – サイドバー下
- リンクユニット (200×90) – 4回 – サイドバー中/下
記事ページでは定番となったレクタングル大が一番人気。
ここは安定感があり記事を読み終わった後なので特大サイズでも邪魔にはなりません。
回数順だけならば4番目はワイドスカイスクレイパーですが、1ページに貼れる広告限界数が3つまでなのでリンクユニットを配置。
記事ページは縦に長くなるため、読み疲れる頃にサイドバー下の160×600が目に入るためと思われます。
クリック率がすべてだと思っていた頃の僕は、メインコンテンツ部分(言い換えるとそのページで一番視線が留まる場所)にレクタングル大を配置しその周りを文章でフロートさせていた。
記事下レクタングル大の6倍近いクリック率になり、「ヤバスギ、ウマスギ。」なんて思っていたけどしばらくすると単価が激減して伸び悩む結果に。
一番読みたい場所に広告があるのは鬱陶しくもあり、コンテンツと勘違いする人もでてくるのは考えれば当たり前のことです。
みんなが恐怖するスマートプライシングってやつ。
広告主にとって価値のあるクリックかどうかが重要です。
広告だと分かった上で、そして興味があり見に行くことがベスト。
収益の先を見通すとこれ以上の配置はないと言えます。
成功者が語るアドセンスのコツ
自分なりの考え方がある人は、「その人のサイトだけ通用する意見だから自分のところでは合わないよ。」と思うかもしれません。
成功者の事例では皆が口を揃えて同じことを言うので、自分の考えを完全に捨てて真似てみることにしました。
成功事例からの抜粋
貼り方についてのテクニック
- 収益が最も高かったのはページビューの多いトップページではなく、個別の記事ページ。
- 記事ページの上下、訪問者の目が一旦止まる場所に配置。
- 文字を読むページは中央や下部に配置するとよい結果が得られた。
- 最も効果が高かった場所は記事下、または左端のライン。
- 日本ではページ下部のパフォーマンスが高い。
- 非常に長い記事では、ページタイトル直下に広告を置く。
読み込み時間の利用ということだろうか?
- サイトのリンク色と逆を指定すると如実にクリック率が向上。
意識と応用
- クリック率が低いからとすぐに諦めず1~2年かけてテストする意気で。
- 目標が見えていないと成功しない。稼がなければと言う意識を持つ事。
- 記事の初めと終りを括るセクションターゲットは基本。
- 特に読み物系のコンテンツにおいて、セクションターゲットを使用すると記事との広告関連性が高くなる。
収益を増やす近道は単価を上げること
- 広告主はファーストビューを好まれる。
- イメージ広告はブランディング効果もある。
- サイトブランドの横にさらに目立つバナーを配置、ブランディングを優先。
- ヘッダーはクリック率が低いが、ブランディング効果が欲しい広告主は出稿する。
これが特にガツンときました。
なるほど、この発想はできなかった。
広告主にわかりやすいサイト構造を心がける
- レクタングルを入れやすいサイト構造にする。
- なかなか踏み切れなかったイメージ広告の導入や、広告枠を増やすこと。
- 面倒でもカテゴリーごとにカスタムチャネルは設定する。
- 収益面で不利とわかっていてもジャンルの合わない広告はフィルターするポリシーを貫く。
ユーザー目線
- 毎日更新続けることは向き不向きがあるので、好きなジャンルから慣らしていく。
記事を書かないことには始まらないですからね。
人気になりたい!と思っても初めからいい物書けるわけないです。
とにかく好きなジャンルで数撃つことは大事だと僕も思います。 - ユーザーは下までスクロールして読み終わったら、わざわざ上まで行かないことが多い。
最近ヒートマップ系のスクリプトを導入して実感しました。
記事ページを読むユーザーはヘッダーリンクをほとんど利用してないですし、サイドバーもちょろっと見るだけでこちらの思った動きはしてくれません。記事の終りにアドセンスだけでなくパンくずリストを置くことが大事です。
同様に関連記事や人気記事をサイドバーに置くよりも記事下に設置したほうが効果的。
グーグルに認められたブロガー二人が語る
ネタフルさんと和洋風さんのブログが参考になります。
また彼らの語るアドセンスのコツを一部抜粋。
- とにかく記事を書く。
- サイドバー下のリンクユニットが効果的。
- 記事下にはレクタングル大。日本人は最後まで読んでくれる。
- ページ上部には検索窓を設置。
- 広告ユニットは限界数まで設置。
- 既にアドセンスで稼いでる先輩サイトを参考に。
- 日本では右サイドバーが効果的。
広告効果は別として、左サイドバーはコンテンツを読むのに邪魔ですしね。
- 新聞や雑誌を参考にするといい。彼らは記事の中に広告を挟まない。
ハッとした思いだ。
新聞には確かに文章の途中に広告が入っていない。その代わり一面デカデカと貼ったりするけど一理ある。
初めか終りの部分で読者は次の行動をとるから、そこが大事ってことだね。
感じたことまとめ
実際に儲かっている人のレポートを見て一つの共通点があります。
PVやクリック率はバラバラですが一貫してクリック単価がとても高いということ。
クリック率は実はそれほど重要でもないんだという意識に変わりました。
【今まで】
収益を増やしたい → PV数とクリック率を上げよう! → PVとクリック増えたけど単価が下がって結果、収益は昔のまま
【これから】
収益を増やしたい → 広告主を増やそう! → 広告を出稿しやすいサイト構成にする → PV増えて単価も上がる
クリック率なんて飾りだということに気づくことができた。
広告主目線に立って出稿したいと思ってもらえるサイト作りをしていきます。
ヘッダーやサイドバー上に設置する728×90と300×250のクリック率が低くても、広告主が増えれば全体の単価も釣られて上がることになります。
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