コスパで選ぶCPUランキング[2021年12月]

コスパで選ぶゲーミングCPUまとめ[2021年12月]

コンソール型のゲーム機から再びパソコンゲームへと時代が変わりつつあります。コロナ禍の影響もあり自宅でのゲーム需要が高まってきているので2021年の評価が高いゲーミングCPUをまとめて見ていきましょう。

2021年ゲームに最適なCPUとは

最高のゲーミングCPUを選ぶときパフォーマンスだけじゃなく予算も合わせてバランスを考える必要があります。これから記載する内容はヒントであり最適なCPUを選ぶために役立つかもしれません。

現段階で最速のゲーミングCPUをお探しならばIntel Core i9 12900Kをおいて他にありません。AMD Ryzen 9 5950Xも優秀ですがIntelはそれを上回り、低コストで提供されています。このタイプを欲している人には消費電力も些細な問題でしょう。

また統合グラフィックスを利用したゲーミングCPUをお探しなら高コスパなCPUはAMD Ryzen 5 5600Gが最適です。ハイエンドモデルの5700Gと比較してグラフィックス性能に4%しか差がなく3割安く購入できます。

独断で選ぶゲーミングCPU早見表

AMDは現在3D-Casheを搭載するCPUを開発中のため12月は比較記事を作る時期が悪かったのかもしれません。現段階ではAlder Lakeを発売したばかりのIntelが優位に立ちます。

最強のゲーミングCPU Intel Core i9-12900K
代替: AMD Ryzen 9 5950X
最高のゲーミングCPU Intel Core i7-12700K
代替: AMD Ryzen 9 5900X
最適なゲーミングCPU Intel Core i5-12600K
代替: AMD Ryzen 5 5600X
高コスパなゲーミングCPU Intel Core i5-11400
予算重視のゲーミングCPU AMD Ryzen 3 3300X
ローエンドのゲーミングCPU AMD Ryzen 5 5600G

ベンチマークでCPUの性能を確認

実際のゲーミング性能をベンチマークによって見ていきましょう。ベンチマークはそれぞれ仕事用、ハイエンド用、ゲーム用によって評価が分かれますので今回はゲーム性能だけに集中します。

もちろん遊ぶことが目的であれば真っ先にゲームに応じたグラフィックボードを用意しましょう。GPUがお金や電力を最も消費するため優先権はそちらにあります。

GeForce RTX 3090を使いこなせるCPUランキング
NVIDIA RTX 3090を使いこなせるCPUランキング
画像元: tom’s HARDWARE

上記のグラフをクリックしてベンチマークの数値を確認してください。続いて素早く購入するためのヒントを書き記しておきます。

購入のヒント
  • AMDかIntelか、どちらを選んでも勝ち負けはありません
    今までゲームと言えばIntelが主流でしたが、近年ではAMDも大幅に成長しておりゲームに関してはその時々で議論を洗いなおす必要があります。
  • ゲームの場合、コア数よりもシングル速度が重要です
    CPUクロック速度が早いほどゲームの単純な作業でパフォーマンスが向上します。マルチコアに対応したとはいえ今もシングル性能はゲームにおいて最も重要としています。
  • システム全体の予算
    強力なCPUがあっても脆弱なグラフィック/メモリー/ストレージを組み合わせないでください。
  • オーバークロックは万人受けではありません
    OCのために高性能CPUクーラーを買うぐらいならその金額でハイエンドCPUを購入したほうがいいでしょう。

2021年、最高のゲーミングCPUに選ばれたのは…

No.1 – Intel Core i5-12600K

Intel Core i5-12600K ⭐⭐⭐⭐⭐
Intel Core i5 12th
アーキテクチャ Alder Lake
ソケット LGA 1700
コア/スレッド 10 / 16 (Big 6, Small 4)
ベースクロック 3.7 GHz
ブーストクロック 4.9 GHz
TDP 125 W
選んだ理由 +卓越したゲームパフォーマンス
+競争力のある価格設定
+PCI-E 5.0およびDDR5メモリ
+オーバークロック可能
+Ryzenより高コスパ
デメリット -CPUクーラーが付属していません
-LGA 1700マザーボードが必要
-プラットフォームが高い

289ドルで提供されているIntel Core i5-12600Kはその価格帯で最高のゲームパフォーマンスを発揮しており、Ryzen 5 5600Xより10ドル安く最大38%高いゲーミング性能を保有しています。

上位クラスに位置している450ドルのRyzen 7 5800Xよりも7%性能が上回っているため問答無用でNo.1に選ばれることでしょう。高いシングル性能と相まってまさにゲームに最適化されたCPUと言えます。

さらに最先端であるPCI-E 5.0や高速M.2SSDポート用にPCI-E 4.0レーンをいくつもサポートしています。足回りも強化できるため総合的に優れた評価が与えられました。

DDR4に対応していることもメリットとして大きく、ゲームにおいて性能が変わらないDDR5を使わずにDDR4を流用できることも素晴らしく思います。唯一の心残りは12月現在、チップセット600シリーズの安いマザーボードが市場に存在しないことでしょう。

No.1代替 – AMD Ryzen 5 5600X

AMD Ryzen 5 5600X ⭐⭐⭐⭐☆
アーキテクチャ Zen 3
ソケット AM4
コア/スレッド 6 / 12
ベースクロック 4.1 GHz
ブーストクロック 4.8 GHz
TDP 65 W
選んだ理由 +強力なゲームパフォーマンス
+マルチ性能が高くビジネスワークに強い
+比較的冷やしやすい
+CPUクーラーが付属している
+電力効率
+既存のマザーボード対応
デメリット -世代差によって高い価格が浮き彫りに
-統合グラフィックスなし

AMD Ryzen 5 5600XはゲーミングPC市場で一時期はトップの人気を獲得しておりゲームとビジネスワークの両方でIntelを打ち負かすパフォーマンスを所有していました。そして今回テストしたCPUの中で最も電力効率が高いことが分かっています。

Zen3シリーズはワットパフォーマンスが高いことも特徴であり強力なCPUクーラーを用意せずとも冷やせることは安心して長時間遊べることにつながります。また既存のマザーボードを使いまわせることが今でもゲーミングCPUとして選ばれる理由の一つです。

旧世代Ryzenより価格が高騰していることが今でも響き、Alder Lakeがある現状ではコストパフォーマンスで選ぶことはできなくなってしまいました。

No.2 – Intel Core i9-12900K

Intel Core i9-12900K ⭐⭐⭐⭐☆
アーキテクチャ Alder Lake
ソケット LGA 1700
コア/スレッド 16 / 24 (Big 8, Small 8)
ベースクロック 3.2 GHz
ブーストクロック 5.2 GHz
TDP 125 W
選んだ理由 +現存するCPUの中で最強のゲーミング性能
+競争力のある価格設定
+PCI-E 5.0およびDDR5メモリ
+優れたシングルスレッド性能
+マルチスレッド性能
+オーバークロック可能
デメリット -CPUクーラーが付属していません
-LGA 1700マザーボードが必要
-プラットフォームが高い

Intel Core i9-12900Kは地球上で最も早いゲーミングプロセッサです。589ドルで購入できるため、799ドル必要なAMD Ryzen 9 5950Xよりはるかに高いコストパフォーマンスを所有しています。

ゲームはもちろんのこと高度にスレッド化されたコンテンツ作成タスクでさえもライバルを上回っており、ハイエンドのゲーミングPCを必要としているユーザーに並外れた価値をもたらしてくれます。

12900Kは電力定格が125Wですが前世代である11900Kより高い電力効率に成長しており業界をリードすることができるでしょう。※電力効率だけ見るとZen3には劣ります

欠点としては冷却のために高性能なCPUクーラーを必要としており場合によっては水冷にしなければなりません。またDDR5や新しいマザーボードのためにたくさんのお金が必要になります。

No.2代替 – AMD Ryzen 9 5950X

AMD Ryzen 9 5950X ⭐⭐⭐⭐☆
AMD Ryzen 9
アーキテクチャ Zen 3
ソケット AM4
コア/スレッド 16 / 32
ベースクロック 3.4 GHz
ブーストクロック 4.9 GHz
TDP 105 W
選んだ理由 +他を寄せ付けないスレッド数
+オーバークロック可能
+ブースト周波数が高い
+電力効率
+PCI-E 4.0
デメリット -強力なCPUクーラーが必要
-CPUクーラーが付属していません
-世代差によって高い価格が浮き彫りに
-統合グラフィックスなし

AMD Ryzen 9 5950Xは一般ユーザーが購入できるCPUの中で最もハイエンドと言ってもいいでしょう。16コア搭載されているCPUはこの価格帯に他がありません。(Intel Core i9-12900Kのスモールコアは除外)

ビジネスユースとしてはスレッド数が多いほど有意義な力を発揮しますが残念なことにゲームにおいてはシングル性能が重要になってしまうことです。

ゲーム側の最適化にもよりますが多くても6コア、だいたいは4コアで最適化されてしまうのでマルチスレッド性能が無駄になってしまうことがよくあります。そのためゲーム愛好家には正直オススメしていません。

No.3 – Intel Core i7-12700K

Intel Core i7-12700K ⭐⭐⭐⭐☆
Intel Core i7 12th
アーキテクチャ Alder Lake
ソケット LGA 1700
コア/スレッド 12 / 20 (Big 8, Small 4)
ベースクロック 3.6 GHz
ブーストクロック 4.9 GHz
TDP 125 W
選んだ理由 +価格と性能のバランス
+12900Kに匹敵するゲーミング性能
+シングル性能およびマルチ性能
+他をリードするゲーミング性能
+PCI-E 5.0およびDDR5メモリ
+オーバークロック可能
+旧世代より電力効率が向上
デメリット -CPUクーラーが付属していません
-LGA 1700マザーボードが必要
-プラットフォームが高い
-Ryzenよりも高い消費電力

409ドルで購入できるIntel Core i7-12700Kは550ドルのRyzen 9 5900Xより頭一つ上回っており、地球上で最速のゲームキングであるIntel Core i9-12900Kと同格なゲームパフォーマンスを提供しています。

1080pの解像度でゲームを行うときにAMD最速のゲーミングCPUとして称号を持っているRyzen 9 5900Xよりも8%高速なことを約束してくれます。ただしマルチスレッド性能では5800Xがいくつも勝利していることを忘れないでください。

Ryzenシリーズと比較すると消費電力が高いことが挙げられますが、前世代のCore i7 11700Kと比較するとワットパフォーマンスはかなり向上しています。

欠点としては冷却のために高性能なCPUクーラーを必要としており場合によっては水冷にしなければなりません。またDDR5や新しいマザーボードのためにたくさんのお金が必要になります。

No.3代替 – AMD Ryzen 9 5900X

AMD Ryzen 9 5900X ⭐⭐⭐⭐☆
AMD Ryzen 9
アーキテクチャ Zen 3
ソケット AM4
コア/スレッド 12 / 24
ベースクロック 3.7 GHz
ブーストクロック 4.8 GHz
TDP 105 W
選んだ理由 +PCI-E 4.0サポート
+ロック解除されたクロック
+既存のマザーボード使用可能
+優れたゲームパフォーマンス
+優れたシングル/マルチ性能
デメリット -強力なCPUクーラーが必要
-CPUクーラーが付属していません
-世代差によって高い価格が浮き彫りに
-統合グラフィックスなし

高いゲーミング性能と基本タスクに関心がある場合はRyzen 5 5600Xを選択したほうが金額を節約できますが、もしストリーミング配信を始めたいと思っているもしくは動画編集を行いたいならばAMD Ryzen 9 5900X使うことをオススメします。

ゲームだけならばこれだけのスレッド数は不要ですが動画編集のようなワークロードに使うならば5900Xは素早く処理してくれることでしょう。また、大型のCPUクーラーは必要ですがAlder Lakeと比べて余裕のある冷却力を見せてくれます。

何度も言うようですがゲームだけに使うならば5600X以上は無駄な選択です。ゲーム以外にさまざまな使い方をしてください。

No.4 – Intel Core i5-11400

Intel Core i5-11400 ⭐⭐⭐☆☆
Intel Core i5 11th
アーキテクチャ Rocket LAke
ソケット LGA 1200
コア/スレッド 6 / 12
ベースクロック 2.6 GHz
ブーストクロック 4.4 GHz
TDP 65 W
選んだ理由 +堅実なアプリ/ゲームパフォーマンス
+PCI-E 4.0
+CPUクーラーが付属している
+メモリーオーバークロック
+高コスパバランス
デメリット -消費電力

Intel Core i5-11400は限られた予算の中で買うなら2021年最高のコストパフォーマンスを発揮するCPUでしょう。

これは2年前にAMDが提供していたRyzen 3600の後を継ぐものでありCore i5 11400とは競合していません。200ドル以上を必要とするRyzen 3600と比べてi5 11400は182ドルで提供されています。

統合グラフィックスを必要としないならばIntel Core i5-11400Fを選択することも可能となり、157ドルで入手できることを考えるとライバルを駆逐する勢いのコスパ/ゲームパフォーマンスを持っています。

唯一の欠点は高い消費電力を元にした発熱量があるので高性能なCPUクーラーのための予算が必要になることでしょうか。

No.5 – AMD Ryzen 3 3300X

AMD Ryzen 3 3300X ⭐⭐⭐☆☆
AMD Ryzen 9
アーキテクチャ Zen 2
ソケット AM4
コア/スレッド 4 / 8
ベースクロック 3.8 GHz
ブーストクロック 4.3 GHz
TDP 65 W
選んだ理由 +低価格
+素晴らしいゲームパフォーマンス
+ソルダリング (ヒートスプレッダがハンダで固定されている)
+オーバークロック
+電力効率
デメリット -光沢がないしょぼいCPUクーラー
-統合グラフィックスなし

AMD Ryzen 3 3300Xは一時期大量に売れたため今となっては見つけるのが難しいCPUです。もし120ドルで入手できればこの価格帯で勝つCPUは存在しないと断言できます。

Ryzen 3 3300Xとローエンド/ミドルのグラフィックボードと組み合わせて使うことで低価格ゲーマーにとって新しい世界を見せてくれるパフォーマンスをもたらします。

Zen2は古い世代のCPUではありますが7nmは非常にすぐれたプロセスで作られており、Zen3より低価格で購入できることを考えれば現行でも十分使える潜在能力があるでしょう。

No.6 – AMD Ryzen 5 5600G

AMD Ryzen 5 5600G ⭐⭐⭐☆☆
アーキテクチャ Zen 3
ソケット AM4
コア/スレッド 6 / 12
ベースクロック 3.9 GHz
ブーストクロック 4.4 GHz
TDP 65 W
選んだ理由 +高いコストパフォーマンス
+より高速なZen3 CPU
+優れたワットパフォーマンス
+素晴らしいオーバークロック余地
+既存マザーボード使用可能
+優秀な統合グラフィックス
デメリット -PCI-E 3.0接続

AMD Ryzen 5 5600GGPU不足になっている史上最悪の市場が改善されるまでお茶を濁すことができる最善のCPUです。強力な統合グラフィックスによって軽量ゲームであれば問題なく動作するでしょう。

100ドル以上高価になるRyzen 7 5700Gと比べてゲームパフォーマンスは96%を維持してくれますし価格は30%抑えることができます。5600Gはシングル/マルチ性能ともにすばらしく、グラフィックボードを購入しないならベストな選択と言えます。

予算を極限まで抑えて控えめなゲームシステムを構築するならばAMD Ryzen 5 5600Gを主軸としてパーツ構成を考えていくといいでしょう。

記事を書いた人

Logu
Logu
個人でも情報発信できるインターネットに魅了されて2000年にWebサイトを立ち上げました。PCハードウェア、PCゲーム、エミュレータに関する記事を重点的に投稿していきます。
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