Celeron G6900はZEN3同等のシングル性能を隠し持っています

Intel,LGA 1700

Celeron G6900の潜在能力高すぎ!ZEN3同等のシングル性能を隠し持つ

Alder Lake最下位クラスCeleron G6900のベンチマークスコアが掲載されました。オーバークロックしてあるので参考程度ですがZEN3に近いシングル性能に到達するそうです。

また、インテル第10世代最上級のCore i9-10900Kを越えるシングル性能を発揮しておりスコアを目にして驚きを隠せません。

CeleronやPentiumなどローエンドは昔からOC耐性が高く遊ぶことができます。42ドルで購入できる事を考えると破格の性能です。

Celeronが持つ高い潜在能力

Rocket Lakeのエントリーモデルは生産されず我慢を強いられましたが、Alder Lakeはハイエンドからエントリードモデルまで用意してある完璧なラインナップです。

その中でもローエンドモデルCeleron G6900のベンチマーク結果がGeekbenchサイトに掲載されており、驚くほど高いシングル性能を見ることができます。

G6900をオーバークロックしたらCore i9-10900Kを越えるシングルスコアを出してしまったそうです。そしてRyzen 5 5600Gにもう少しで追い付くレベルにまで達しています。

今回提供されたPC環境

CPU Intel Celeron G6900 (3.4→4.4GHz)
MB ASRock Z690M Phantom Gaming 4
Memory DDR4 8GB x2
OS Linux x86 64-bit

テストに使用されたCeleron G6900の構成はASRock Z690M Phantom Gaming 4をマザーボードとして組み込んでおりメモリはDDR4を載せています。

オーバークロックについてはASRockが開発した"Base Frequency Boost"機能を使用して非KシリーズでもCPUの隠されたパワーを引き出すことができます。

もちろん消費電力は高くなりますがCeleronがCore i9を倒すというのはロマンがありますね。CPUクーラーは何を使用しているのか不明ですがおそらくリテールクーラーでしょうか?

変更されるCPUクーラー

ベンチマークスコア比較

Geekbench 5スコアを参考にシングル性能が近いCPUを選んでみました。Celeron G6900@3.4GHzのスコアは掲載されていないため4.4GHzを基準にすることをご了承ください。

CPU シングル マルチ
Intel Core i5-11400 1,552 6,604
AMD Ryzen 5 5600G 1,439 6,533
Intel Celeron G6900@4.4GHz 1,408 2,610
Intel Core i9-10900K 1,393 10,795
AMD Ryzen 5 4650G 1,181 6,033

G6900だけオーバークロックしてあるズルい状態に思えますがRyzen 5 5600Gと同じ4.4GHzです。そのためCeleronのIPCはZen3とほぼ同等であることが分かります。

マルチ性能はもちろんボロ負けですがAlder Lakeの特化したゲーミング性能およびシングル性能は十分に発揮できています。仮にオーバークロック耐性が高いのであればかなり遊べることでしょう。

耐性については実際に購入してみないと分かりませんが、古き良きCeleronが帰ってきたのか期待に胸が膨らみます。

今回の対戦相手スペック表

本来であれば同じローエンドモデルのAthlonシリーズと比較したいところです。AMDは2年半前からエントリーモデルの製造を休止しており最も性能が低いCPUを選んでもRyzen 5 5600Gになってしまいます。

AMDは近いうちにZen2を搭載したエントリーCPUを発表するそうですが正直Zen2では時代遅れを感じます。もちろんインテルに対抗すべく予定を変更する可能性に期待します。

仕様表 Celeron G6900 Core i9-10900K Ryzen 5 5600G
アーキテクチャ Alder Lake Comet Lake Zen3
プロセスルール 10nm+++ 14nm++ 7nm
コア/スレッド 2/2 10/20 6/12
基本クロック 3.4GHz 3.7GHz 3.9GHz
最大クロック 5.3GHz 4.4GHz
L3キャッシュ 4MB 20MB 16MB
GPU UHD 710 UHD 630 Vega 7
TDP 46W 125W 65W
価格 $45 $499 $259
発売日 2022Q1 2020Q2 2021Q2

コメントをピックアップ

海外の反応
インテル第11世代以降はGeekbenchスコアが騙されています。なぜなら第11世代からAES暗号化アクセラレータが追加されて平均値を台無しにしてしまうからです。

実際のサブスコアを見てください。AES暗号化を除くとすべてのスコアがi9-10900Kを上であると示しているでしょう。Geekbenchは新しいバージョンを必要としています。

なんてスタッツだ…。人々はG6900が10900Kに対抗することを期待しています。 😀
ゲームはデュアルコアでも十分です。
↑2スレッドのCeleronではまったく動作しない最新ゲームがいくつかあります。ですが古いゲームやインディーゲームであれば適しています。

4スレッドのPentiumであれば最新のAAAゲームも動作しますが要求の厳しいゲームではFPSが低くなるでしょう。

デュアルコアのCeleron G6900がCore i9-10900Kと同等のシングル性能だって。
HAHAHA 笑いが止まらないよ
↑x86ゲームのうち66%がCeleronのほうが早く動くでしょうね…
↑実際には15%遅いです。AES暗号化のせいで平均スコアが間違っています。
↑10900Kのスコアは良いものを探せば1682と表示されます。環境によって変わる高いスコアか低いスコアを各自の都合によって選ぶことができます。
基本的なゲームであればAthlon 3000Gの後継になりそうです。
↑UHD710では無理じゃないかな。
↑もちろんグラフィックボードを使用します。統合GPUではありません。
↑↑↑後継はCeleronよりもPentiumだと考えます。Athlon 3000GはPentiumのように2コア4スレッドのCPUだからです。もちろん最新のPentiumはかなり優れています。
Celeronを使うとき2つ以上のことを同時に行わないでくださいね!
↑WCCFTECHとDisqusを同時に開いたら…クラッシュ 😀
質問ですがCeleron G6900を使ってゲームを45FPS以上で遊べますか?
↑マルチ性能がRyzen 3200G相当でシングルはもちろん打ち勝っています。なので60FPSでほとんどのゲームをプレイできるはずです。

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