ダイワ・ライフ・バランス70
いつのまにかこっそりと低コスト競争に参入していたダイワライフバランスシリーズですがあまり知られていないのも無理はありません。設定日は2005年から長期運用されており2017年のつみたてNISAに合わせて信託報酬の値下げを行いました。
eMAXIS Slimシリーズやニッセイシリーズなど有名どころの超低コストファンドに隠れてやっぱり知名度は低いまま。もともと長期運用していることもあり純資産は多いことが特徴です。
投資先は国内株式がメイン
ダイワ・ライフ・バランス70は名前の通り高リスク資産である株式を70%保有して残りは低リスク資産である債券で構成されています。
バランスファンドと言っても大半は株式で占めるためクッション効果は少なくなり、昔ながらの投資信託にありがちな国内比率65%と高いため分散効果も期待できません。
投資対象 | 指数 | 割合 |
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株式 (70%) | ||
国内株式 | 東証株価指数(TOPIX) | 45% |
先進国株式 | MSCIコクサイ指数(円ベース) | 25% |
債券 (30%) | ||
国内債券 | NOMURA-BPI総合指数 | 20% |
先進国債券 | シティ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース) | 10% |
※2021年1月23日
- 購入手数料: 無料
- 解約手数料: 無料
- 信託報酬: 0.22% (税抜き)
- 純資産総額: 91.30億円
- 設定日: 2005年6月6日
- 運用会社: 大和アセットマネジメント株式会社
- 販売会社: 主にネット証券メイン
ライフバランス70のリターンはどうなの?
基準価額チャート(2016/01/22~2021/01/22) |
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![]() 公式サイト:ダイワ・ライフ・バランス70 |
5年間リターンは43.88%でおおよそ年利回り8.78%になります。2020年3月のコロナショックで最大19.52%下落して基準価額が戻るまで7ヶ月を必要としました。
参考までにリーマンショックのときは最大で44.53%下落して回復するまで5年必要でした。
6資産均等型や8資産均等型のバランスファンドはコロナショックで26%下落して回復するまで10ヶ月かかっているのでこちらは比較的守れるポートフォリオであることが分かります。(リートを含まなかったことが今回は正解だったようです)
5年リターンが高いのはアベノミクスの恩恵
中期間なチャートで見るとアベノミクスの恩恵もあり鰻上りな結果ですが、設定来で見ると7年近く低迷していることが分かります。7年間利益が0のまま耐えられる人はおそらく少ないでしょう。
そうならないために投資先を分散するのですから国内比率を抑え込むSmart-i 8資産バランス 成長型やたわらノーロード バランス(積極型)を選択した方が将来のリターンは高くなると思われます。
ダイワ・ライフ・バランス70は多少の暴落であればほったらかしで回復していきますが、リーマンショックのような世界的な暴落では資産価値が約半分になることから少なくとも1年以上の投資経験を積んでから購入を推奨します。
日本の将来は明るい期待できる、そう思える人にオススメするファンドです。
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