【87点】FF16の評価まとめ 映像美やアクション性を求める人にはハマる作品

Metacritic,SQUARE ENIX

FF16(ファイナルファンタジーXVI)のタイトル画像

高速アクションへと舵を切ったFF16のクリア評価は非常に好評です(メタスコア87点)。ただ新規ユーザーを獲得できた代わりに失ってしまったことも少なくありません。

毎回作風が変わるためFF16の印象も人によって大きく異なります。アクション性や映画的な演出が高く評価される一方で従来のRPGファンからは受け入れられない意見も。

📌メタスコアとは
レビューまとめサイト『Metacritic』が表示するスコア群のことです。海外メディアや批評家たちのクリア評価を平均化してくれるため信頼できるスコアに落ち着きます。

ただし大勢のプレイヤーが面白いと答えていても自分の感性にハマるかどうかは分かりません。評価とは多数決の結果であり少数派の意見を無視するようなものだからです。

■『FINAL FANTASY XVI』 ローンチトレーラー「SALVATION」

PS5版のメタスコアは87点

FF16発売から4週間が経過し、海外の批評家たちが導き出したクリア評価はメタスコア87です。80台後半スコアは10年ぶりかもしれません。

しかしながら高い評価とは裏腹に好き嫌いの分かれる作品だと思います。FF16は従来のRPGから大きく遠ざかり『これはファイナルファンタジーではない』と厳しい意見も寄せられました。

📌他のゲームと比較
メタスコア87点とはどれぐらいの面白さなのか気になったので評価が近いタイトルを並べてみます。プレイしたゲームがあれば相対的に判断できるかもしれません。

メタスコア87点付近のゲーム
88 モンスターハンター ライズ
88 Diablo 4
88 Fallout 4
88 Moonlighter
88 NieR: Automata
88 Stardew Valley
88 Tunic
88 Sekiro: Shadows Die Twice
88 The Last of Us Part I
87 ファイナルファンタジー16
87 ファイナルファンタジー7 リメイク
87 ダークソウル3
87 Cyberpunk 2077
87 Vampire Survivors
87 テイルズ オブ アライズ
87 Subnautica
87 デビルメイクライ5
87 Hitman 3

FF16の総評およびレビュー抜粋

ファイナルファンタジーXVIのお花畑
ゲーム評価  4.0
映画の世界で高速アクションを楽しみたい人向け
RPGファンにとっては育成要素がなくなり残念
コンテンツ量  4.0
従来のRPG作品に比べるとボリュームは少なく感じられる
遊びやすさ  4.5
アクションが苦手なプレイヤーでもクリアできるイージーモード搭載
遊びの余白が少なく誰がやっても同じゲームプレイになる
コスパ  3.0
映像美は素晴らしいがゲーム性を求める人にとっては悩ましい価格

※以下にMetacriticの参考になったレビューをご紹介します。ネタバレなし。

PS5版の評価レビュー 46件

 100点 私は根っからの『ファイナルファンタジー』ファンだがDMCにインスパイアされた高速アクションを否定することはできない。またもや新たな方向性を打ち出したFF最新作は、苦い部分もあれど抗えないほどに魅力的なストーリーと夢中にさせるアクション戦闘が備わっている。

 100点 FF16はストーリー、ビジュアル、テンポ、緊張感、戦闘どれもが完璧に組み合わさりシリーズ史上最もアダルトな物語を描いている。本作は間違いなく2023年ベストゲームの一つであり、ファイナルファンタジーの中でもベスト評価の作品だ。

 100点 これはファンが期待していたファイナルファンタジーではないかもしれないが、今後のシリーズはこうあるべきだと証明してみせた。FF16が提示する遊び方はまさにゲームの魅力的で面白い部分のみ集約されうまくまとめられている。

 100点 FF16の特徴は優れたアクション戦闘と複雑なストーリーが練り込まれた驚くほど奥深い作品である。ゲームプレイ、ストーリー、サウンドすべてが表裏一体となりアクションRPGの新たな基準を打ち立てた本作はシリーズ最高峰の地位を確立したと言える。

 100点 『最高だ。』感想はシンプルにその一言でいい。ストーリー、グラフィック、ゲームデザイン、戦闘のすべてが初心者でも古参ファンでも完璧な体験に満足するはずだ。革新的でありながらもシリーズ作品に忠実な本作は2023年を牽引するタイトルであることは間違いない。

 100点 どのゲームも目立とうと足掻く中でFF16は明らかに他作品を圧倒している。楽しい戦闘や美しい演出によって優れたストーリーをより引き立てることに成功。この冒険には入場料を払うだけの価値がありこの先何年もプレイヤーの心に残り続ける一本となるだろう。

 100点 35年前のシリーズ作品を見事に高みへと昇華させたことで消費者のフランチャイズに対する評価も大きく変わるはずだ。プレイヤーに豊富な飛び道具を与えて創造性と実験性を誘いながらとても魅力的な戦闘が実現している。

 100点 過去作の良い点を取り入れつつも随所に現代的な要素を盛り込み、大改革だけでなく比類なきクオリティが実現している。素晴らしいストーリーとカリスマ的なキャラクター、印象的なグラフィックで構築されたFF16は、フランチャイズ史上最高のゲームの一つとして評価される。

 97点 目新しさはないかもしれないが過去作にはない大胆さがこめられている。細かく行き届いたスリルが感じられ、さまざまな要素が調和する本作はFFシリーズの新たな高みへと到達した。

 95点 チョコボに搭乗したときの軽快なテーマソングが流れないのはファンにとって残念に思うかもしれない。それでも戦闘とストーリーが絶妙に絡み合うことでワクワクさせるゲーム体験が生み出され、シリーズの精神が息づいていることが分かる。

 95点 序盤は自分らしさを見つけるのに苦労したが、果てしなく面白い戦闘と説得力のあるストーリーで見事にFF16のアイデンティティを認めさせた。完璧な作品とまでは言わないが今世紀に入ってからスクエニが作る最高の一本であることは間違いない。

 95点 FF16の世界からいまだ抜け出せずにいる。頭の中は冒険を振り返ったり考えることでいっぱいで他のゲームをプレイする余地がない。最高の映画を観た後、最高の本を読んだ後、最高のゲームをプレイした後にはそういった感情が湧いてくるものだ。

 95点 スクエニの賭けが見事に成功した作品としてFF16は語り継がれることだろう。フランチャイズ史上最も複雑なストーリーを提供し熱狂的なバトルが絶妙に絡み合うことで、長く愛されてきたファイナルファンタジーが再び評価される機会を獲得した。

 95点 FF16には多少の問題があるにせよ豪華な戦闘、最高の声優陣、素晴らしい音楽、そしてゴージャスな世界が一体となりPS2時代以来の最高のシングルゲームが誕生した。

 93点 本作は忘れられない体験を生み出しながらファイナルファンタジー特有の伝統を正しく継承している点も見逃せない。

 93点 過去作と比べてもFF16は完璧なゲームとは言えないものの多くの要素が絡み合い特別な価値を作り出している。話が長く感じたり戦闘システムの展開が遅く思えることもあったが、遊び方に慣れてくると見事に夢中になっている自分がいた。前作の未完成感にはガッカリさせられたが、本作は珍しく最初から最後まで満足できる完成度の高い作品だった。

 90点 FF16の作り出すゲーム体験は控え目に言っても最高峰の完成度を誇り、スペクタクル映画の頂きに登りつめたゲームでもある。手に汗握るストーリーに素晴らしい戦闘システムがそれを証明し、過去10年で最高のシングルプレイ用ファイナルファンタジーだ。

 90点 ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントにとって飛躍の年になったがその中でもFF16は明らかに群を抜いている。シリーズファン、RPGファンどちらにもお勧めできる一本だ。

 90点 ここ数年の作品は門外不出でフランチャイズの将来性に疑問を投げかけていたが、FF16の登場でかつてのシリーズが享受していた高尚な評価を取り戻し、それらの遺産に敬意を払いつつも新たな方向へと導いてくれた。素晴らしいゲームが目白押しの2023年においてもトップランナーに君臨している。

 90点 大きな特徴としてFF16には反射神経を要する高速なアクション性があり、以前からのファンが求めるファイナルファンタジーとは異なるかもしれない。それでも優れたストーリー、キャラクター、世界観によってシリーズが提供する最高作品とも肩を並べている。また長いストーリーにおいてもアクティブタイムロア機能が活躍しプレイヤーを世界に没頭させる新たな仕組みとして評価されるだろう。

 90点 FF16は大胆かつ野心的なアクションアドベンチャーだ。記憶に残る瞬間や魅力的なストーリー、そしてアクション性の高い戦闘システムで構成されているが、もしRPGシステムから完全に別れを告げていればさらに高い評価を獲得していたように思う。とはいえファイナルファンタジーの持つ壮大な物語性への愛は十分に伝わってくる。

 90点 FF16はシリーズを新しい方向へと導く作品である。例えそれが過去作からのファンを分裂させる結果になったとしても、さらに多くの人を喜ばせる未来に繋がるからだ。

 90点 私が期待していた次世代ゲームではなかったしシリーズファンとしてもガッカリするかもしれないが、もっと広い心でプレイしてみてほしい。スクエニがフレームレート問題を修正したら手放せないアクションRPGになるだろう。

 89点 FF16を高く評価している点は魅力的なストーリー、ダイナミックな戦闘システム、そして巨大なバトル演出によって目や耳だけでなく体全体で楽しませてくれることだ。サイドクエストの貧弱さやフレームレートの不安定さなど小さく些細な問題である。

 88点 全体的に素晴らしいアドベンチャーだがイレギュラーな部分も存在し、FF16の総評としてはシリーズ最高作品と肩を並べるには至らない。だがクリアしてみればその不完全さを忘れるようなスッキリした余韻が残った。

 88点 FF16はクリエイターたちが望んでいたほとんどを実現できた雄弁で堅牢な作品だ。ファイナルファンタジー史上最も革新的には至らなかったが最高傑作のひとつである。

 88点 本作はファイナルファンタジーシリーズの素晴らしい出発点となるだろう。過去に幾度か失敗を経たがついに適切なバランスを見出したように思える。

 85点 過去作に敬意を払ったプロット、すばらしい世界、そして印象的なキャラクターが生み出された。その一方で物語のリズムはアンバランスになり支離滅裂に感じられることもある。ユーザーは矛盾の渦に呑み込まれているがそれでもこのゲームは結果を残すことに成功し、歴史的ルーツに最も近い現代編と言えるだろう。

 84点 FF16の大きく変わった要素としてバトルシステムが挙げられる。ゲームプレイの現代化に成功している点は高く評価するが、その反面ストーリーには納得できないいくつもの弱点がある。

 80点 壮大なアクションゲームとして考えるとFF16はとても優秀な作品だが、アクションなのかRPGなのか妥協点を探している間に目標地点が見失ってしまったように思える。それでも本作が展開する熱心で真剣な物語に夢中になることは間違いない。

 80点 すべてが理想形にまとまっているわけではないが私にとって忘れられない冒険がそこにあった。FF16はビデオゲームとして最も重要な要素に秀でており多少の欠点があるにしてもこの作品を愛さずにはいられない。

 80点 過去作の中でFF16をランク付けするならPS2以降の最高傑作と言っても過言ではない。シリーズファンからは賛成的な意見もあれば非難されることもあり議論を呼び起こすことだろう。だがそれでこそ良いファイナルファンタジーと言える。

 80点 ファイナルファンタジー史上かつてないほどの高い完成度であり、FF16に採用されたキャストを見ればファンも高く評価することだろう。残念な点を挙げるならメインクエストはハリウッド大作級の素晴らしさに出会えるが、そこから一歩離れたときに物足りなく感じられるサイドにも興味深い冒険を用意してほしかった。

 80点 FF16は人それぞれ評価がわかれそうな作品だ。長く続いてきたシリーズというよりもスピンオフ作品と言ったほうがしっくりくる。新たな戦闘システムは多くのプレイヤーを魅了させたが、いつものJRPGを期待していたファンにとっては物議を醸す結果となった。

 80点 FF16はRPGシステムから刷新しアクションへと重きを置いた作品。その仕組みは実に効率的に働きプレイヤーはアドレナリンとパフェを同時に味わえるようなジェットコースター体験に満足するはずだ。しかし伝統的なシリーズファンにとっては昔ながらの遊び方が恋しくなるだろう。

 80点 FF16の持つ壮大なストーリーと驚異的なグラフィックは高く評価しているが、本作はシリーズが続けてきた重要な部分を忘れてしまったようだ。ビルドの作成は不可能でありキャラクターをカスタマイズできる要素は何も残されていない。RPGとしての遊び方は消え去りダンジョンはただの平凡な通路でしかなく、プレイヤーは常にイージーモードでプレイしている感覚に陥ってしまう。

 80点 FF16の大きな特徴はよく練られた感動的なストーリーで構成され仲間たちとの物語が常にゲームプレイの中心にあると感じられることだ。サイドクエストは面白味がないものの作品全体では楽しめる要素で満たされており、このゲームを手に取ったプレイヤーは船に乗って素晴らしい旅へと誘われるだろう。

 80点 映画的な演出をうまく組み合わせてあり印象的なシーンがそこら中に散りばめられている。PS5に特化したテクノロジーもふんだんに使用され技術的にも最高傑作の評価を与えたいが、その反面40時間のゲームプレイを完全サポートしているとは言い難い。開発者が細心の注意を払った結果、仕上げに狂気をひとつまみ入れ忘れてしまった感は拭えない。

 80点 FF16から戦闘システムがリアルタイムに変更されたことは評価しているが、しかしストーリーを語る方法は古いやり方のままである。

 72点 よく練られた設定や印象的なキャラクターが存在し、面白味のある戦闘および映画的な大規模バトルは誰もが高く評価することだろう。FF16の革命によってシリーズを新たな方向へと導くかもしれないが、その一方でテンポの遅さやRPG要素の薄さなど軸となる部分が抜け落ち盛り上がりに水を差している。

 70点 地に足着いたシリアスなストーリーと現代風に進化したバトルシステムが組み合わさり、成熟したファイナルファンタジーの世界を作り上げることに成功した。しかし本作が新世代の若きユーザーたちに刺さるかどうかは評価とは別問題である。

 70点 盛り込まれているファンタジーな物語はFF16のメリットとして挙げられるが、ゲームプレイの要となるシステムは多くの部分が率直に言って退屈だった。

 70点 FF16はプレイヤーによって評価が分かれる作品だ。プラチナゲームズ仕込みの召喚獣タイタン戦のようにプレイしてきた中で最高だと確信できる瞬間もあったが、一方で退屈な時間もたびたび訪れる。MMO形式のクエストが好きでないならばおそらく私と同じ考えだろう。

 70点 素晴らしいグラフィックと壮観なシーン、魅力的なセットピースで構成されているが肥大化したストーリーや息詰まる戦闘によってFF16の強みがすべて台無しにされた。

 70点 シリーズ最新作を期待していたファンの声には応えられなかったが、ファンタジーアクションを初めてプレイする人にとっては目をうっとりさせるような戦闘と、巨大でありながらも遊びやすいスケール感に魅了されることだろう。

 60点 FF16は素晴らしさと退屈が混ざり合う困ったゲームだ。新しい戦闘システムは何時間もプレイしなければ面白さが分からないし、クエストの仕組みも気に入らなかった。ただストーリーや登場人物が魅力的だったことは評価したい。

 60点 超大作の召喚獣バトルはFF16を評価する上で最も畏敬の念を抱かせる戦いの一つだろう。しかし爽快な高揚感をスポイルするようにゲーム全体が平坦な道に感じられ、RPGの浅い掴みと時代遅れのデザインがシリーズの有望な進化を阻害している。

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