Intelゲーム最適化機能APOは第12世代CPUにも適用される
Intelが開発中のアプリ最適化機能APO「Application Performance Optimization」はゲームパフォーマンスを最大30%向上させる画期的なテクノロジーとして注目されます。
これはEコアを効率的に利用できる機能になりスモールコアと相性の悪いゲームにおいて真価を発揮します。PCゲーマーには欠かせない興味深いテクノロジーになるかもしれませんね。
当初はRaptor Lake Refresh専用だった
APOはゲームに限らず様々なアプリケーションを高速に動作させますが、当初は第14世代のみサポートし進化が少ないRaptor Lake Refreshにとって目玉機能となる予定でした。
しかし同じくGracemontコアを搭載している第12世代や第13世代ユーザーからの反発もあり、今回の公式発表によりAlder LakeおよびRaptor Lakeも適用されることが明らかになりました。
📌Kモデルのみ?
多くのPCゲーマーにとって朗報になりますが今のところアンロックされたKモデルのみ対象にしており将来的にNon-Kモデルまで拡張されるかは分かりません。
シリーズ | コードネーム | アーキテクチャ |
---|---|---|
第14世代 | Raptor Lake Refresh | Eコア (Gracemont) |
第13世代 | Raptor Lake | Eコア (Gracemont) |
第12世代 | Alder Lake | Eコア (Gracemont) |
対象となるゲーム
CES 2024にて新たにサポートタイトルが発表されMarvel’s Guardians of the Galaxy, F1 22, Strange Brigade, World War Z, Dirt 5, World of Warcraftなど14種類が含まれます。
ゲームでは最大32%のパフォーマンス向上効果がありますが多くの場合はその数値に届きません。使用しているCPUやタイトルによって異なる点に注意してください。
📌BIOSアップデート
既存CPUからAPO機能を適用するにはBIOSアップデートが必要になり600および700シリーズのチップセットが対象になります。