Core i3-12300はエントリーモデル最強CPUです

Intel,LGA 1700

Intel Core Processor

エントリーモデルとして最も需要があるAlder Lake Core i3シリーズのベンチマーク結果です。ワットパフォーマンス/コストパフォーマンスどちらも優秀なので楽しみですね。

一時期は停滞していたシングル性能も最近はグングン上がってきており、ほとんどの作業は4コアでも問題ないと判断されています。

Alder Lakeの驚異的なシングル性能

IntelのエントリーモデルであるCore i3-12300およびCore i3-12100は、リークされたベンチマークによると低予算ゲーマーに最高の価値を提供する可能性があります。

Core i3のベンチマークは以前にもリークされたことがありますが今回のほうがより信憑性が高く性能に期待が持てます。強力なパフォーマンスを発揮して低電力でクールな姿を消費者に見せることができるからです。

最近までRyzen 3シリーズのラインナップが不足しておりAMDのエントリーモデルと比較できないことをご了承ください。2022年になればRenoir-Xの登場により多少は改善されるとは思います。

CPU-ZでCore i3-12300を確認
CPU-Z: Intel Core i3-12300

Intel Core i3は4コア8スレッドで構成されておりGolden Coveアーキテクチャを採用して最大クロック4.4GHzで動作する低予算CPUです。

小売価格では$150 US未満になるのではないかと予想されており、一般ユーザーにとってコスパに優れた選択肢になることでしょう。

CINEBENCH R20ベンチマーク

Intel Core i3-12300をCINEBENCH R20で計測

Intel Core i3-12300でCINEBENCH R20を走らせてみた結果ではシングルスコア665、マルチスレッドスコア3318を記録しています。

耐久力を測るためにAIDA64 FPUストレステストをしかけてみたところ消費電力は62Wで動作して60℃の低温をキープしていました。

CPU-Zベンチマーク

Core i3-12300のCPU-Zベンチマーク
※画像クレジット:wccftech

Intel Core i3-12300でCPU-Zベンチマークを走らせてみた結果ではシングルスコア702.5、マルチスレッド3842.4を記録してシングル性能の爆発的な強さを見せつけています。

一般用途ではハイエンドCPUの90~95%近いパフォーマンスを発揮している証明になります。印象的なのはマルチスレッド性能はZen2とほぼ同等なのに対してシングル性能はZen3を完全に破壊していることです。

世代間スペック比較
Family Name Core i3-12300
(Alder Lake)
Core i3-10300
(Comet Lake)
Core i3-9300
(Coffee Lake)
プロセスルール 10nm+++ 14nm++ 14nm++
CPUアーキテクチャ Golden Cove Skylake Skylake
コア/スレッド数 4/8 4/8 4/4
L2キャッシュ 5 MB 1 MB 1 MB
L3キャッシュ 12 MB 8 MB 8 MB
最大CPUクロック 4.4 GHz 4.4GHz 4.3GHz
GPUアーキテクチャ UHD 730 UHD 630 UHD 630
演算ユニット数 24基 24基 24基
シェーダー数 192基 192基 192基
最大GPUクロック 1300? Mhz 1150 MHz 1150 MHz
TDP 60W 65W 62W
発売日 2022 Q1? 2020 Q2 2019 Q2
旧世代から超パワーアップ

Core i3-10300と比較するとシングル/マルチともに約42%高速なパフォーマンスを示しており2段階アップグレードしたとしても驚くほど進化しています。

そして来年には低コストのH610やB660チップセット、DDR4対応のマザーボードが発売されるためコスパ重視の人にとっては楽しみな一年になりそうです。

懸念材料としては世界的に半導体不足に陥っており、コロナウイルスの流行により製造工場のあるいくつかの都市がロックダウンされました。そのため希望小売価格で販売される可能性は低いかもしれません。

コメントをピックアップ

海外の反応
Ryzen 3600に一致するマルチ性能ということは「IPC停滞しているからゲームは多くのマルチコアが必要となるだろう」という私の理論が正しいと証明されました。
誰がAMDを買うの?
インテル製の4コアCPUは素晴らしいゲーミングだよ。
PC版God of Warでも4コアCPUに最適化されているようですね。
↑ローエンドの時代きたこれ
↑これはとても良いニュースです。ゲームで10700K同等性能があるので、あと欲するのは安価なエントリーレベルGPUだけです。コンソールゲーム農民を元の場所に戻すときがきました。
↑12300はXe-LP統合グラフィックスなので言うまでもなくOEMにとって1億ユニットを越える大規模なリリースになるでしょう。そしてこれはホームユーザーの98%のニーズを満たします
↑↑今日のゲームはGPUに大きく依存するように作られているため、アンダークロックされているZen2 4800HでもデスクトップCPUにさほど遅れることはないでしょう。

それがコンソールゲーム機が長らく続いてきた理由でもあり、Core i5 2500K(Sandy Bridge)でも十分おじさんが生まれた経緯でもあります。

↑しばらくはPCの時代なのでゲーム機が弱くみえるでしょうね。多くの人が「ゲーム機はすでに8コアなのでPCゲームでもすぐに8コアが必要になるだろう」と言っていたことを覚えています。
↑↑いやいやw
GeForce 3090で4K画質プレイしたときGPUは確かに制限要因になりますが、i7 8700Kでフレームドロップしていた問題がi9 9900Kにしたら改善されましたよ。
ノート版4800Hでは4Kおよび高フレームレートでGF3090を動かすことはできないでしょうね。
AMDも以前は100ドル以下の4コアCPUを作っていたけどひどいものだった。
↑そんなに安いのあった?
私が購入したRyzen 3300Xは140ドルで購入できたのでコスパ抜群に高いです。Core i3 10100を買わなかった理由でもあります。次はi3 12300に乗り換えるけどね。
↑全くその通り。4コアは最低でも140~150ドルしますね。
私の推測では最も安いIntel 4コアは120~140ドルで最も安い6コアは220~240になります。
うん、AMDのCPUはコスパが悪いです。
LITTLEコアはダメダメなんですか?
big.LITTLEはくだらない考えです。
↑AMDがそれをするまでは、でしょう?
↑いいや、パフォーマンスコア(bigコア)だけでいいんだよ。