Intel Core i9-14900KSのベンチマーク性能/消費電力リーク ピーク時はなんと432W

Raptor Lake Refresh

Intel Core i9-14900KSリーク画像

発売を間近に控える『Intel Core i9-14900KS』のベンチマーク性能および消費電力がリークされました。負荷をかけると最大432Wまで達しておりCPUの限界に挑戦したような商品です。

もちろん性能面は他の追従を許さずCinebench 2024マルチスコアは2196点を叩き出し、Core i9-14900KやRyzen 9 7950Xより少しだけ高い位置にいます。

殻割り+液体金属の温度検証

■まずはスペック紹介
インテルCPU一覧 コア/スレッド 基本クロック 最大クロック TDP iGPU
Core i9-14900KS 24/32
(8P + 16E)
3.2 GHz 6.2 GHz 150W
Core i9-14900K 24/32
(8P + 16E)
3.2 GHz 6.0 GHz 125W
Core i9-14900KF 24/32
(8P + 16E)
3.2 GHz 6.0 GHz 125W ×
Core i9-14900 24/32
(8P + 16E)
2.0 GHz 5.8 GHz 65W
Core i9-14900F 24/32
(8P + 16E)
2.0 GHz 5.9 GHz 65W ×

14900シリーズだけでも多くの種類がありますがKSはプレミアム版みたいなものです。最大クロック数の割にTDPも150Wと他より飛びぬけて高いのも特徴の一つ。

今回リークしたユーザーはベンチマーク測定しながら殻割りも行い、標準TIMから高級液体金属に変えた場合の温度の違いも検証されました。(ダイ直接冷却は未検証)

■14900KSを殻割りしてみた
14900KSを殻割りしてみた
ベンチマークの種類 ヒートスプレッダ CPU温度 消費電力
Cinebench 2024 マルチスレッド 標準(ハンダ) 85℃ 376W
Cinebench 2024 マルチスレッド 殻割り+液体金属 75℃ 366W
y-cruncher マルチスレッド 標準(ハンダ) 89℃ 432W
y-cruncher マルチスレッド 殻割り+液体金属 82℃ 409W

ベンチマークはCinebench 2024およびY-Cruncherが使用されました。高負荷状態ではどちらも380~400W辺りを推移し、ピーク時で432Wを記録したのが驚きです。

液体金属に変更することで7~10℃低下しておりハンダであっても殻割りするだけの価値はあるようです。むしろ標準のままでは高負荷が厳しい状況にも思えますね。

Cinebench 2024マルチスコアを既存CPUと比較する

Cinebench 2024マルチスコアは2196点
Intel vs AMD最強決定戦 Cinebench 2024 マルチスコア
Intel Core i9-14900KS
2,196 (100%)
Intel Core i9-14900K
2,177 (99%)
Intel Core i9-13900KS
2,158 (98%)
Intel Core i9-13900KS
2,144 (98%)
AMD Ryzen 9 7950X
2,142 (98%)
AMD Ryzen 9 7950X3D
2,108 (96%)
Intel Core i7-14700K
2,021 (92%)
AMD Ryzen 9 7900
1,632 (74%)
Intel Core i9-13900
1,622 (74%)
Intel Core i7-13700K
1,602 (73%)

海外の反応をピックアップ

海外の反応 – wccftech

🔥🔥🔥💩💩🔥🔥🔥

海外の反応 – wccftech

この記事は意味がありません。燃費を気にしてフェラーリを買う人がいますか?私はKSシリーズをゲームのために使用していますしIntel APOによるアプリ効率化も考慮してください。

返信コメント

高速道路を100km/hで走るためにフェラーリを買う人がいると?

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私の経験ですがCore i5を2,800 MHzまでダウンクロックしたら消費電力が90Wから60Wまで下がり、温度も50℃から40℃まで落ちました。

返信コメント

チューニングは素晴らしいことだけど最速を求める人たちは気にしない。以下は参考までに。

Intel Core i7-14700Kの低電圧化&チューニングガイド
海外の反応 – wccftech

14900KS、14900K、13900K使用時にゲームFPSがどれだけ変化するのか動画を作ってみたらどうかな。このCPUはベンチマークで0.1%の差を追い求める人のためのものであり多くの場合は無駄金になる。

海外の反応 – wccftech

影響力のあるインフルエンサーやレビュアーが「AMD製品は消費電力が多すぎる」と非難することをよく目にしますがIntelの場合そうなりません。

そしてIntelのみならずNgreediaが高い価格で販売しているときも同様に問題視されません。AMDには人権が与えられていない。

※Ngreediaとは…NVIDIAとGreedy(強欲)を合わせた造語

返信コメント

彼らはゴールポストを巧みに動かしている。

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Intelの建物が燃えるコラ画像

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これが400Wのプラズマライトより多くの消費電力を要するなんて正気の沙汰じゃない。プラズマライトは点灯中に触れると皮膚が焼け爛れるほどの高温になり、内部温度は数千度にも達します。

インテルはそれをこの小さなシリコンの世界で実現してみせた(笑)

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Posted by しろくま