野村6資産均等バランス
投資信託と言えば昔からある野村は有名ですね。
腰が重く低コストなインデックスファンドはおそらく作らないだろうと思われていましたがつみたてNISAに合わせて恰好だけ参入しました。
日本を主軸に先進国の様々な資産へ投資
野村6資産均等バランスは日本含む先進国の株式/債券/リート6資産を均等に16.67%ずつ保有するファンドです。
国内比率が半数を占めるため為替の影響も比較的受けにくく、日本を主軸に考えながら残り半分を先進国へ投資したい人に向いています。
投資対象 | 指数 | 割合 |
---|---|---|
株式 (33.34%) | ||
国内株式 | 東証株価指数(TOPIX) | 16.67% |
先進国株式 | MSCI-KOKUSAI 指数(円ベース・為替ヘッジなし) | 16.67% |
債券 (33.34%) | ||
国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 16.67% |
先進国債券 | FTSE 世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース) | 16.67% |
リート (33.34%) | ||
国内リート | 東証 REIT 指数(配当込み) | 16.67% |
先進国リート | S&P 先進国 REIT 指数(除く日本、配当込み、円換算ベース) | 16.67% |
※2021年1月24日
- 購入手数料: 無料
- 解約手数料: 無料
- 信託報酬: 0.22% (税抜き)
- 純資産総額: 188.66億円
- 設定日: 2017年10月13日
- 運用会社: 野村アセットマネジメント株式会社
- 販売会社: ネット証券や一部銀行で売買可能
バランス6資産均等のリターンはどうなの?
基準価額チャート(2018/01/22~2021/01/22) |
---|
![]() 公式サイト:野村6資産均等バランス |
3年リターンは11.01%でおおよそ年利回り3.67%になります。2020年3月にコロナショックが起きたのでリターンが低く感じるのはしょうがないかもしれません。最大25.79%下落して基準価額が戻るまで10ヶ月を必要としました。
他にも6資産均等のバランスファンドはいくつかありますが同期間で区切ったチャートではほとんど違いがありません。使用している指数も同じなので運用の違いによる誤差程度の差になります。
先進国と国内を半々に投資する仕組み上、資産の半分が日本の株式/債券/リートになります。リターンだけ見るとアベノミクス以降は調子が良かったもののそれがいつまで続くかは不明です。日本の将来は明るいと考える人に向いているファンドといえます。
リートの行く末に委ねられる
バランスファンドはそれぞれ違いがあり大きくわけてリートを含むかどうかです。一般的にリートを含んだ方がリバランス効果があると言われており最近では6資産や8資産も珍しくありませんが、33.34%という比率はどうにも高すぎる印象を受けます。
実際に先進国リートも国内リートも数年間低空飛行しているため6資産均等も大きく影響を受けています。もちろんタイミングによってはリートが大きく稼いでくれることもあり断言できないものの、基本は株式/債券で構成して味付け程度にリートが欲しいところです。
様々なバランスファンドが増えた今となっては6資産均等は好んで買うものでもないように思えます。
インデックス投資に詳しくなれる解説本 | |
---|---|
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
|
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません