NVIDIA GeForce RTX 4070 Tiの価格発表 日本では15万円からスタート!
NVIDIA CES2023にて『GeForce RTX 4070 Ti』のゲーミング性能および価格が発表されました。希望小売価格は799ドルに設定されリークで報じた価格から100ドル安くなります。
ゲーミング性能の発表では旧世代RTX 3090 Tiを大きく超えるグラフが掲示されており、特にDLSS 3使用時は最大3倍のパフォーマンスがあるようです。
またワットパフォーマンスも非常に優れていることが分かりました。GeForce RTX 4070 TiはRTX 3090 Tiに対してほぼ半分の消費電力ながらも上記の性能が出せるわけです。
※発売開始は2023年1月5日から
以下CES2023詳細
グラボ | GeForce RTX 4070 Ti | GeForce RTX 3070 Ti (比較用) |
---|---|---|
GPU | Ada Lovelace AD104-400 | Ampere GA104-400 |
プロセス | TSMC 4N | Samsung 8nm |
CUDA | 7680 | 6144 |
TMUs / ROPs | 240 / 80 | 192/ 96 |
Tensor / RT Cores | 240 / 60 | 192/ 48 |
基本クロック | 2310 MHz | 1575 MHz |
最大クロック | 2610 MHz | 1770 MHz |
FP32性能 | 40 TFLOPs | 22 TFLOPs |
RT性能 | 82 TFLOPs | 42 TFLOPs |
メモリ容量 | GDDR6X 12GB | GDDR6X 8GB |
メモリバス | 192-bit | 256-bit |
メモリ速度 | 21.0 Gbps | 19.0 Gbps |
帯域幅 | 504 GB/s | 608 GB/s |
TGP | 285W | 290W |
価格 | 799ドル | 599ドル |
■RTX 4070 Ti vs RTX 3080: ゲーミング性能および消費電力
■RTX 4070 Ti vs RTX 3090 Ti: ゲーミング性能
ゲーミング性能の発表ではGeForce RTX 4070 Tiの優秀さが際立つようなグラフが用意されています。これはレイトレおよびDLSS3を適用しており、さらに新しいRTオーバードライブモードも使用。
注意すべき点はDLSS3がRTX4000シリーズでしか利用できず、これらのグラフは単純な性能比較ではないことです。1月5日以降のユーザーベンチマークを待つことをおすすめします。
消費電力 | RTX 4070 Ti | RTX 3080 | RTX 3090 Ti |
---|---|---|---|
アイドル時 | 12W | 21W | 16W |
動画再生時 | 20W | 27W | 26W |
ゲーム平均 | 226W | 340W | 398W |
TGP | 285W | 350W | 450W |
ゲーミング性能はさておき消費電力は非常に優秀なことが分かります。プロセスノードをSamsung 8nmからTSMC 4Nに更新しゲームプレイ時の平均消費電力が大幅に削減されました。
RTX 4070 TiとRTX 3090 Tiの消費電力差は172Wにもおよび、仮に毎日休まず4時間ゲームをプレイすると仮定した場合、1年後には7700円の電気代の差が生まれます。
電気代が高い日本においてワットパフォーマンスは重要視される要素の一つです。もちろんグラボ自体の価格も安いことが大前提であり、RTX 3090 Tiを超える性能があるならばですが。
大きな問題、日本での販売価格は高め
GeForce RTX 4070 Tiの希望小売価格799ドルは思ったほど悪くありませんが問題は日本での価格です。ASK税や円安がどう掛かってくるのか気になるところ。
NVIDIA日本公式サイトによると『149,800円より』と記載されていることから最安でも15万円であり、ご祝儀価格を含むとそれ以上になることも考えられます。
もしそれ以上の価格で販売されるなら個人輸入も一つの方法です。場合によって保証サービスがなくなりますがおおよそ4万円は浮かせられる計算になります。