最強のポータブルゲーミングPC『oneXplayer 2』のスペック公開

Steam Deck

初代OneXPlayer※画像はOneXPlayer初代

どこでも遊べる携帯型ゲーム機『OneXPlayer 2』のスペックが公開されました。前作よりグラフィック性能が大幅に強化されGPU性能約1.7倍と驚くべき進化を遂げているようです。

従来のOneXPlayerもハイスペックが売りの商品でまさにゲーミングPCと言うべきパフォーマンスを持っています。重めの最新AAAゲームを軽々と動かせる性能に加えて大画面も魅力的です。

その分重く大きくなりますので携帯性は目を瞑る必要がありました。もしSteam Deck以上のスペックをお探しなら最適なポータブルゲーミングPCです。

2022年11月25日 予約開始

One-Netbookは最新の携帯型ゲーム機『OneXPlayer 2』を発表しました。こちらはNintendo Switch同様に操作部分をドッキングしたり解除できる特徴を持っています。

OneXPlayer 2の予約を2022年11月25日から受け付けており、2023年の第一四半期から出荷される見込みです。気になる変更点やライバルと性能比較してみましょう。

重量問題は大きく改善

従来のOneXPlayerは不満の一つに重さがありました。他のレビューでも同様の不満が続出していましたがONE Xチームも認識しており負担を軽減する調整を行ったようです。

画面の両サイドにある取り外し可能なコントローラーを追加したことが重量問題に対する大きな変更点です。これによりユーザーはさまざまな持ち方で軽減された重さを実感することでしょう。

また『TFカード4.0』に対応したことでmicroSDカードメモリを利用し容量追加できるようになったことも嬉しい変更点です。ただし容量上限については今のところ明らかになっていません。

スペック対決 新型 vs 初代

OneXPlayer 2のスペック公開
システム OneXPlayer 2 OneXPlayer (初代)
CPU AMD Ryzen 7 6800U AMD Ryzen 7 4800U
AMD Ryzen 7 5700U
GPU AMD Radeon 680M AMD Radeon Graphics
RAM LPDDR5X-6400 LPDDR4X-4266 16GB
SSD NVMe M.2 2280 1TB M.2 2280 PCIe SSD
OS Windows 11 Home
液晶サイズ 8.4インチ 8.4インチ
解像度 2560 x 1600 2560 x 1600
色域 sRGB 100% sRGB 100%
コントローラー機能 振動対応
ジャイロスコープ対応
従来のスティックボタン
アナログスティック(L3R3対応)
トリガーボタン
XYABボタン
ネットワーク機能 WiFi 6
Bluetooth 5.0
Wi-Fi 6
Bluetooth 5.0
バッテリー 65.8Wh (17100mAh) 59Wh
充電時間 50%まで30分
本体サイズ 208mm x 127mm x 22.5mm
310mm x 127mm x 22.5mm(39.8mm)
288mm x 130mm x 21mm

今回の動画から明らかになったAMD Ryzen 6800U版のスペック表です。wcftechに提供されたスペック表から重要な部分を抜き出し旧世代と比較してみました。

新型XPLAYER 2はグラフィックにRadeon 680Mを採用しており前作と比較しておおよそ1.7~1.8倍の性能があります。AAAゲームをさらに快適に動かせること間違いありません。

またメモリ速度もDDR4-4266MHzからDDR5-6400MHzへ大幅な高速化を遂げていることも大きな特徴です。特にゲームにおいてメモリ帯域は重要視されるポイント。

残りの細かな部分はソース記事から確認してもらうとして、当ブログでは旧世代やライバルとの性能比較を行いたいと思います。

OneXPlayer新旧対決+ライバル比較

OneXPlayer 2, OneXPlayer, Steam Deck, AYANEOの4種類を対決させてみます。それぞれCPU/GPU性能をチェックしていきましょう。

ただしSteam DeckはWindows上でベンチマークを行うためSteamOSとは若干異なるパフォーマンスになると予想されます。

CPUシングル性能 Cinebench R23 (シングル)
OneXPlayer 2 (6800U)
1,475
OneXPlayer (5700U)
1,274
AYANEO (4500U)
1,151
Steam Deck
977
CPUマルチ性能 Cinebench R23 (マルチ)
OneXPlayer 2 (6800U)
10,412
OneXPlayer (5700U)
9,555
AYANEO (4500U)
5,620
Steam Deck
4,436
ゲーミング性能 3DMark TimeSPy Graphics (DX12)
OneXPlayer 2 (6800U)
2,447
Steam Deck
1,579
OneXPlayer (5700U)
1,286
AYANEO (4500U)
893

新型OneXPlayer 2は携帯ゲーム機の中でまさに史上最高のパフォーマンスを持っており、ゲームに限らずノートパソコン的な役割も十分にこなせるスペックの持ち主です。

肝心の価格は不明ですがおそらく3日後の予約受付時には公開されると思います。最近の物価上昇を加味すると15万円は超えてくるでしょうね。多分20万円ぐらい?

SteamDeckの6~10万円がもはや格安に感じる異常事態。タイミング的にぶつかる可能性のある両者ですがポータブルPCの行く末も非常に気になるところです。