ペルソナ5ザ・ロイヤルの推奨スペック解説
ペルソナ5ザ・ロイヤル(Steam版)の推奨スペックとご自身のPCを比較しながらどういったCPU/グラボを用意すればいいのか解説します。なるべく安く仕上げたい人におすすめ。
ありがたいことにペルソナ5Rは軽めのゲームに分類され高性能なグラボは必要ありません。極端な選択をすればNVIDIA GeForce GT 1030でもプレイ可能。
Steamのハードウェア調査報告によるとPCゲーマーのうち約90%はペルソナ5Rを問題なく遊べるスペックを保有しているようです。
・限界まで安くしたい 57,750円
・推奨スペックより上を目指す 99,980円
・重量級ゲームも遊びたい 169,800円
ペルソナ5Rのシステム要件
システム | 最低スペック | 推奨スペック | |
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CPU | Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 5 1500X |
Intel Core i7-4790 AMD Ryzen 5 1500X |
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グラボ | NVIDIA GeForce GTX 650 Ti AMD Radeon R7 360 |
NVIDIA GeForce GTX 760 AMD Radeon HD 7870 |
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メモリ | 8GB RAM | 8GB RAM |
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ストレージ | 41GB 利用可能 | 41GB 利用可能 |
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OS | Windows 10 64-bit | Windows 10 64-bit |
- 最低スペック: 低画質設定 1280×720 60FPS
- 推奨スペック: 高画質設定 1920×1080 60FPS
最低・推奨スペックのCPUが同じなのは不思議ですよね。これはゲームを動かすための命令セットを必要とする代わりにパフォーマンスは不問なわけです。
逆にパフォーマンスがどれだけ高くてもAVX2やSSE4.2をサポートしていないCPUではプレイ不可になります。それだけご注意ください。
命令セットは第4世代Intel Core 4000シリーズおよびAMD Ryzen 1000シリーズから対応しています。Sandy Bridgeを使い続けている方はプレイできません。
グラフィックボード性能比較表
最低スペック:NVIDIA GeForce GTX 650 Tiを0%として他のグラフィックボードはどれだけ性能差があるのか確認できます。
当サイトではGeForceを推奨します。PCゲーマーの77%がNVIDIAを選択しておりメーカーも優先的にゲームの最適化を行うからです。
参考: Steamハードウェア調査2022年9月版
グラフィックボード名 | 性能比 | 価格.com | コスパ | |
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GeForce GTX 650 Ti 最低スペック |
0% | 取扱い終了 | |
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GeForce GT 1030 | +44% | 9,980円 | |
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Radeon R7 360 最低スペック |
+74% | 取扱い終了 | |
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Radeon HD 7870 推奨スペック |
+165% | 取扱い終了 | |
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GeForce GTX 760 推奨スペック |
+172% | 取扱い終了 | |
推奨スペックを上回るグラボ | 性能比 | 価格.com | コスパ | |
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GeForce GTX 1630 | +180% | 16,800円 | ⭐ |
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GeForce GTX 1050 Ti | +259% | 19,280円 | ⭐⭐ |
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GeForce GTX 1650 | +345% | 19,980円 | ⭐⭐⭐ |
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GeForce GTX 1660 | +568% | 24,800円 | ⭐ |
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GeForce RTX 3050 | +620% | 29,980円 | |
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GeForce GTX 1660 Super | +627% | 26,800円 | ⭐ |
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GeForce RTX 2060 | +696% | 35,980円 | |
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GeForce RTX 3060 | +871% | 45,980円 | |
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GeForce RTX 3060 Ti | +1061% | 59,800円 | |
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GeForce RTX 3070 | +1169% | 71,800円 | |
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GeForce RTX 3070 Ti | +1245% | 78,980円 | |
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GeForce RTX 3080 | +1335% | 109,800円 | |
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GeForce RTX 3090 | +1419% | 173,800円 | |
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GeForce RTX 3080 Ti | +1453% | 139,800円 | |
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GeForce RTX 3090 Ti | +1584% | 184,800円 | |
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GeForce RTX 4090 | +1896% | 308,000円 |
以上のことを踏まえてペルソナ5ザ・ロイヤルが快適に遊べるゲーミングPCを3つ紹介します。それぞれ用途に合わせてご用意しました。
おすすめゲーミングPC紹介
用途 | 価格 | CPU | GPU | RAM | SSD | |
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極限まで安く | 57,750円 | Ryzen 5 5600G | Radeon Graphics 7 | DDR4 8GB | NVMe 256GB |
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推奨に打ち勝つ | 99,980円 | Ryzen 5 4500 | GeForce GTX 1650 | DDR4 16GB | NVMe 500GB |
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重量級ゲーム | 169,800円 | Core i5-12400F | GeForce RTX 3060 Ti | DDR4 16GB | NVMe 1TB |
同価格帯の中で最もゲームに適しているPCを厳選しました。そのため場合によってはMicrosoft Officeなどビジネスソフトが含まれないことがあります。
もし5年以上使うつもりならCPUを重視するのも一つの方法です。グラボは最悪買い換えることができますがCPU/マザーボードは玄人でないと交換できないからです。
極限まで安く抑えたい
ThinkCentre M75s Small Gen2 | ||
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コスパ | ⭐⭐⭐⭐☆ |
CPU | AMD Ryzen 5 5600G | |
グラボ | なし (Radeon Graphics 7) | |
メモリ | DDR4-3200 8GB (4GB*2) | |
ストレージ | NVMe SSD 256GB | |
OS | Windows 11 Home 64-bit | |
価格 | 57,750円(税込) |
ペルソナ5ザ・ロイヤルの最低スペックをすべて満たしながら限界まで安くすることに挑戦したゲーミングPCを紹介します。一応はゲーミングPCと言えるだろうか…。
こちらはCPU/GPUを一つに統合した『APU』が採用されグラフィックボードは搭載しておりません。少し不安なGPU性能ですが軽い2Dゲームなら難なく遊ぶことができます。
また抜群な省エネ性能も特徴の一つでありアイドル時の消費電力は10Wに抑えられます。例えばリネージュ2などネトゲ放置用としても重宝することでしょう。
※リネージュ2放置時はおおよそ15W
CPU総合性能ベンチマーク (Cinebench R23) | |||
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AMD Ryzen 5 5600G |
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Intel Core i7-4790 |
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AMD Ryzen 5 1500X |
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グラボ性能ベンチマーク (3DMARK TimeSpy) | |||
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NVIDIA GeForce GTX 760 |
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AMD Radeon HD 7870 |
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AMD Ryzen 5 5600G |
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AMD Radeon R7 360 |
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NVIDIA GeForce GTX 650 Ti |
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心配されていたグラフィック性能はちょうど中間的な性能を持っており、ペルソナ5Rを中画質@60FPSでプレイ可能です。内蔵GPUだってやるときはやるもんだ。
ペルソナ5Rしか遊べないのでは?と思われがちですが実はエルデンリングも60FPS動作させることができるのです。低スペックPCの味方パフォーマンスMODをご利用ください。
また非常にスリムなデスクトップPCですのでグラボを増設できないことは要注意ポイントです。最期は緊急時用PCとして押入れに眠ることになるかもしれません。
推奨スペックに打ち勝つ
Lightning AH5 (Ryzen 5 4500搭載モデル) | ||
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コスパ | ⭐⭐☆☆☆ |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 | |
グラボ | NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB | |
メモリ | DDR4-3200 16GB (8GB*2) | |
ストレージ | NVMe SSD 500GB | |
OS | Windows 11 Home 64-bit | |
価格 | 99,980円(税込) |
ペルソナ5ザ・ロイヤルの推奨スペックを満たせるゲーミングPCの中で最も安い商品を探してきました。最高画質の1920×1080@60FPSでプレイできます。
この価格帯は多くのメーカーがメモリ8GBもしくはSSD256GBしか搭載していないのですが、こちらはメモリSSDともに2倍に増量してあるのが優れるポイントです。
不安点はGeForce GTX 1650がゲーミングPCとして少々パワー不足なところでしょうか。重量級ゲームも遊ぶことはできますが低画質まで下げなければなりません。
CPU比較: Ryzen 5 4500
CPU総合性能ベンチマーク (Cinebench R23) | |||
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AMD Ryzen 5 4500 |
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Intel Core i7-4790 |
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AMD Ryzen 5 1500X |
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グラボ性能ベンチマーク (3DMARK TimeSpy) | |||
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NVIDIA GeForce GTX 1650 |
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NVIDIA GeForce GTX 760 |
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AMD Radeon HD 7870 |
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AMD Radeon R7 360 |
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NVIDIA GeForce GTX 650 Ti |
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ペルソナ5Rの推奨スペックを悠々と打ち倒すことに成功しました。CPU/グラボどちらもダブルスコアを付けて完全なるオーバーキルです。
本当は更なるスペックダウンを施して安く仕上げたいところ。ほとんどのグラボはすでに生産終了しており今入手できる最安ゲーミングPCは実質これしかありません。
参考までに重量級のエルデンリングを動かした場合、低画質設定にすれば1920×1080@50~60FPSでプレイできました。画質さえ気にしなければ割と快適です。
ほとんどのゲームを快適に遊べる最強コスパPC
FRGXB660 (価格.com限定モデル) | ||
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コスパ | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
CPU | Intel Core i5-12400F | |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti LHR | |
メモリ | DDR4-3200 16GB (8GB*2) | |
ストレージ | NVMe SSD 1TB | |
OS | Windows 11 Home 64-bit | |
価格 | 169,800円(税込) |
ペルソナ5ザ・ロイヤルをプレイするには明かなオーバースペックですが、将来的に重量級ゲームも遊ぶ可能性があるならば無難な選択になります。
同価格帯で比較するとよりゲームに適したCPUを採用し、抜群のバランス感覚を持つRTX3060Tiを搭載。SSD容量が他社より2倍多いことも大きなメリットです。
ほとんどのPCゲームを不自由なく遊べる性能が17万円で手に入るのは信じられません。格安ゲーミングPCを買うぐらいならこちらをおすすめします。
CPU総合性能ベンチマーク (Cinebench R23) | |||
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Intel Core i5-12400F |
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Intel Core i7-4790 |
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AMD Ryzen 5 1500X |
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グラボ性能ベンチマーク (3DMARK TimeSpy) | |||
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NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti |
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NVIDIA GeForce GTX 760 |
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AMD Radeon HD 7870 |
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AMD Radeon R7 360 |
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NVIDIA GeForce GTX 650 Ti |
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ペルソナ5Rのような軽いゲームは10万円PCと使い比べてもおそらく体感的な差は感じられません。オープンワールドなど重量級ゲームに手を出してみましょう。
重いゲームとして有名なエルデンリングを例に挙げると、4K解像度の高画質設定にしても平均50FPSでプレイできる実力がRTX3060Tiにはあるのです。
サイバーパンク2077の場合はフルHD+レイトレーシング+ウルトラ画質で動かしても平均60FPS維持することも可能。4Kにさえ手を出さなければ満足できるはずです。