【74点】ペルソナ5タクティカの評価まとめ ギミック満載のシミュレーションRPG体験

2023年12月25日Metacritic

その心に焔を灯せ──。ペルソナ5タクティカのクリア評価はやや好評です(メタスコア74点)。戦略ジャンルへの試みはひとまず成功…かもしれません。

シンプルなSRPG体験を提供する一方で戦闘以外の目新しさは特に感じられず、あくまでもスピンオフに留まった作品というのが全体評価です。

📌メタスコアとは
レビューまとめサイトMetacriticが表示するスコア群のことです。海外メディアや批評家たちのクリア評価を平均化してくれるため信頼できるスコアに落ち着きます。

ただし大勢のプレイヤーが面白いと答えていても自分の感性にハマるかどうかは分かりません。評価とは多数決の結果であり少数派の意見を無視するようなものだからです。

Switch版のメタスコアは74点

P5T（ペルソナ5タクティカ）が発売されてから1ヶ月が経過し、海外の批評家たちが導き出したクリア評価はメタスコア74です。他のプラットフォームでも77点と差はありません。

何とも特徴のない結果ですが欠点のみまとめると『シミュレーションRPGはテンポが悪い』、『戦闘以外は遊べる要素が少ない』、『キャラデザは好みが分かれる』などの意見がありました。

📌他のゲームと比較
参考までにメタスコア74点とはどれぐらいの面白さなのか気になったので評価が近いタイトルを並べてみます。プレイしたゲームがあれば相対的に判断できるかもしれません。

シリーズ作品+2023年のゲーム評価まとめ
95	ペルソナ5 ザ・ロイヤル
83	ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ
79	WILD HEARTS
77	アサシンクリード ミラージュ
76	マリーのアトリエRemake
75	Lords of the Fallen
75	ソニック スーパースターズ
74	ペルソナ5 タクティカ
74	Cities Skylines II
73	Dead Island 2
72	ペルソナ5 ダンシング・スターナイト
72	テキサスチェーンソー
71	Minecraft Legends
70	Atomic Heart

P5Tの総評およびレビュー抜粋

Switch版の評価レビュー 10件

 90点 ペルソナ5タクティカはシリーズの特徴的なバトルメカニズムを完璧に使いこなした素晴らしい戦術RPGだ。初心者向きではなくストーリーもテンポ悪く感じられるが、スピンオフ作品として見れば夢中になれる要素で詰まっている。

 85点 チビキャラアートの可愛らしさと興味深いストーリーが組み合わさり、ペルソナ5ファンだけでなくストラテジーゲームファンにとっても良質なゲーム体験を味わえるはずだ。

 83点 ペルソナ5タクティカのデフォルメされたキャラデザインは好みが分かれるものの、怪盗団ファンに面白くてやりがいのある戦略的な楽しさを提供している。ゲームジャンルの変更は完全に遂行したと言えるだろう。

 80点 ペルソナの名に相応しい心に響くストーリーで構成されているが、戦闘以外にやれることは少なく革新的なゲームプレイも含まれない。とはいえスピンオフ作品としての評価は高い方だ。

 80点 ペルソナ5ザ・ロイヤルやストライカーとはゲーム性が大きく異なり、ストラテジー好きなら時間をかける価値のある作品だ。思っていたより多くのストーリーやキャラクター会話が含まれファンを喜ばせてくれる。

 80点 サイドミッションやボス戦はオリジナリティあふれる一方で難しく攻略法が分からない時もあった。長いミッションのやり直し作業はフラストレーションが溜まり巻き戻し機能が欲しくなる。

 80点 ペルソナ5タクティカの欠点は序盤のテンポが悪く物語終盤にも中だるみが発生することだ。プレイ時間を無理やり長引かせているようにも感じられるが、しかし最初と最後以外は素晴らしいゲーム体験で満たされる。

 74点 マイナス点を挙げるならSwitch版はロード時間が長く頻度も多いためゲームプレイが分断されてしまう。ゲーム内容としてはシンプルに楽しいSRPGによってペルソナ5ファンを確実に満足させるが、ストラテジーを求めて購入する場合は戦略性が物足りないかもしれない。

 74点 難易度は5種類あるがどのモードであっても新たなギミックが登場したときの難易度は高い。ノーマルですらギミックを理解するまで何度もやり直すため『ターン終了』と『ターン取り消し』ボタンの重要性を身をもって知ることになる。しかし難易度以外はとても楽しくペルソナ5ファンにはこれ以上のない作品だ。

 74点 P5Tは期待していた戦略ゲームではなかったものの、怪盗団ともっと時間を過ごしたいファンにとって満足できる楽しい冒険と感情揺さぶるストーリーが待っている。着地点が定まらなかったスピンオフ作品かもしれないがシリアスでインパクトのあるゲームに挑戦したアトラスに賛辞を贈りたい。