Ryzen 7000シリーズ無印版のCPU価格がリーク
Ryzen 7000シリーズ無印版(Non-X)のCPU価格がリークされました。すべて65Wで動作するためワットパフォーマンスを重視するユーザーにとって最適な選択になります。
現在発売されている7000Xシリーズは最低でもTDP105W以上あり空冷クーラーで冷やすのが厳しくなりつつあります。Non-Xであれば熱問題に躊躇していた人も安心して購入できるわけです。
またZen4からは内蔵GPUも搭載され一般的な用途および動画を見る程度であれば問題なく運用可能です。ゲーマー以外の多くのユーザーはグラボ不要時代へ。
3種類のCPUラインナップ
7900 (5.4G max):Y23 Q1 $429
7700 (5.3G max):Y23 Q1 $329
7600 (5.1G max):Y23 Q1 $229
リーク元: Twitter@chi11eddog
Zen4 CPU | プロセス | コア/スレッド | 基本クロック | 最大クロック | TDP | 価格 |
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Ryzen 9 7950X | 5nm | 16/32 | 4.5GHz | 5.7GHz | 170W | 699ドル |
Ryzen 9 7900X | 5nm | 12/24 | 4.7GHz | 5.6GHz | 170W | 549ドル |
Ryzen 9 7900 | 5nm | 12/24 | – | 5.4GHz | 65W | 429ドル |
Ryzen 7 7700X | 5nm | 8/16 | 4.5GHz | 5.4GHz | 105W | 399ドル |
Ryzen 7 7700 | 5nm | 8/16 | 3.8GHz | 5.3GHz | 65W | 329ドル |
Ryzen 5 7600X | 5nm | 6/12 | 4.7GHz | 5.3GHz | 105W | 299ドル |
Ryzen 5 7600 | 5nm | 6/12 | 3.8GHz | 5.1GHz | 65W | 229ドル |
■コア/スレッド/キャッシュは同じ
マルチスレッド性能に大きく関与するコア/スレッド/キャッシュ数はXシリーズもNon-Xも同等です。多少のクロック差はあれど一般的な用途ではほとんど差が分かりません。
■コストパフォーマンス良好
Ryzen 9 7900を例に挙げると549→429ドルまで価格が大きく下落しています。7900Xとの違いが最大クロック200MHzの差しかないことを考えると非常に魅力的な価格に思えます。
■ワットパフォーマンス良好
Ryzen 9 7900の12コア@5.4GHzが65Wに収まっていることが非常に驚きです。7900Xが170Wも消費することを考えると一体どんな魔法を使ったのか不思議でなりません。
無印版のメリット
無印版(Non-X)はクロック数が多少減少するもののTDP65Wで動作することが最大のメリットです。一般的なCPUクーラーで十分に冷やしきれるため長時間のゲームプレイも問題ありません。
巨大なCPUクーラーを用意すればTDP105Wでも空冷のまま運用することはできますが、あまりにも熱すぎる温度に内心冷や冷やです。もしXシリーズを導入する場合は水冷が推奨されています。
後はデスクトップ版APUがどのような形で発売されるかが気になるところです。