Steam Deckついに日本上陸!メリットとデメリットを厳しくチェック
携帯型PCゲーム機『Steam Deck』がついに日本でも予約ができるようになりました!あくまでも予約に過ぎず入手できるのはおそらく年末か来年にずれ込むと予想しています。
ここまで遅くなったのは海外での売れ行きが好調なことはもちろんですが、世界的に半導体が不足しておりゲーム業界だけの話に留まらないので仕方のないコトです。
新時代を築くかもしれないと期待されているSteam Deckのメリットとデメリット両方の観点から見ていきましょう。(ちょっと厳しめです)
64GBモデル | 256GBモデル | 512GBモデル |
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59,800円 | 79,800円 | 99,800円 |
メリット: 処理能力の高さ
Steam Deckに一番注目しているのは処理能力の高さです。携帯ゲーム機でありながらPS4に近い演算性能を持っていることは称賛に値します。
PCゲームの大半が動作するという謳い文句もあながち間違っていません。MODを導入してPCゲーム特有の遊び方を実現できるのもSteam Deckのメリットです。
ですがMODをガッツリ入れると512GBでは容量が足りなくなると思います。M.2スロットに増設できるのはあまり流通していない2230タイプだけなので注意してください。
デメリット: 持ち運びに向かない
機種 | 重さ |
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Steam Deck | 669g |
Nintendo Switch (有機EL) | 420g |
Nintendo Switch | 398g |
Newニンテンドー3DS LL | 329g (寝転がりはこの辺が限界) |
Nintendo Switch Lite | 275g |
Newニンテンドー3DS | 253g |
PS Vita (2000) | 219g |
一般的なスマホ | 130~180g |
気がかりなのは超重量級ボディーな所です。ニンテンドー3DS LLより2倍の重さを持っており寝転がってプレイすることができません。
また本格的なゲームをプレイするとバッテリーが90分で無くなってしまうこともデメリットです。コンセントに挿しながらドッシリ座って遊ぶことが推奨されています。
(それってデスクトップPCもしくはノートパソコンでゲームをするのと大差ないのでは…)
デメリット: コスパが良くない
Steam DeckのライバルはSwitchではありません。持ち運びできるPCゲームとして立ち位置的にはタブレットやノートパソコンがパイを奪い合う相手になります。
そしてノートパソコンはすでにZen3+を搭載しておりZen2のSteam Deckより1.5世代先にいるのです。日本上陸する頃にはさらに差が開いている可能性も。
現状でもコスパ負けしているのに月日が経てばたつほどDeckは不利な状況に追い込まれます。もはや苦手な携帯性を武器に戦うほかありません。
<総評>
バッテリーで遊べるのなら最高峰の携帯ゲーム機になり得ますが、コンセント常用して携帯性を失わせるぐらいならノートパソコンのほうが優秀です。