三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド
インデックスが日本であまり知られていないころSMTシリーズが低コストファンド(0.5%~)として一時代を築き上げましたが、今ではeMAXIS Slimシリーズやニッセイシリーズなど超低コスト化の猛攻(0.1%)により三井住友DSは第一線を退きました。
そんな日々をおくる2017年のある日、つみたてNISAが設定されてから半年後ついに動きました。三井住友DS、低コストバランスファンド参入!
海外メイン投資、配分のバランスも良い
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドは国内/先進国/新興国に分散投資する仕組みになっており7資産型の珍しいファンドとして登場しました。
よくあるバランスファンドは国内比率が50%以上を占めますがこちらは30%以下に抑えられていて好感が持てます。また先進国債券も一部為替ヘッジして安定性を確保しながら株式では新興国を含ませて将来性の可能性も取り込んでいます。
※「DCつみたてNISA」と名称にありますがiDeCoやつみたてNISA関係なく誰でも購入できるのでご安心ください。
投資対象 | 指数 | 割合 |
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株式 (40.0%) | ||
国内株式 | TOPIX(東証株価指数、配当込み) | 10% |
先進国株式 | MSCIコクサイインデックス(配当込み、円ベース) | 20% |
新興国株式 | MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース) | 10% |
債券 (40.0%) | ||
国内債券 | NOMURA-BPI総合 | 15% |
先進国債券 | FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース) | 20% |
先進国債券 (為替ヘッジ) |
FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ヘッジベース) | 5% |
リート (20.0%) | ||
国内リート | 東証REIT指数(配当込み) | 5% |
先進国リート | S&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み、円換算ベース) | 15% |
※2021年1月25日
- 購入手数料: 無料
- 解約手数料: 無料
- 信託報酬: 0.21% (税抜き)
- 純資産総額: 6.83億円
- 設定日: 2017年10月3日
- 運用会社: 三井住友DSアセットマネジメント株式会社
- 販売会社: 主にネット証券メイン
世界分散ファンドのリターンはどうなの?
基準価額チャート(2018/01/22~2021/01/22) |
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![]() 公式サイト:三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド |
3年リターンは11.45%でおおよそ年利回り3.82%になります。リートは数年間調子が良くないこと、2020年3月にコロナショックが起きたためリターンが低い印象を受けるのはしょうがないことです。最大22.10%下落して基準価額が戻るまで8ヶ月を必要としました。
同様にコロナショックを受けた6資産均等型や8資産均等型と比較するとリスクが低く回復力は早い、そしてリターンもやや高い結果になりこちらのほうが効率的なポートフォリオであることが分かります。
均等型より安定的でリターンも高い
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドは均等型より効率的な運用を行っており、また国内比率も低めな構成により長期的に運用を任せてもいいと思います。
バランスファンドの中ではリスクが高い方なので多くの人に保有してもらうために先進国為替ヘッジをもう少し増やして安定化を図ってもいいかもしれませんね。
リートが20%あることもネット上では賛否両論で世界的に何年も低迷することがよくあり今回も大きく影響を受けました。※もちろんタイミングによってはリートが大きく稼いでくれることもあります。
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