Windows 11更新プログラムKB5023706はSSD速度が低下する問題を抱える
Windows 11 22H2の更新プログラムKB5023706を適用させるとSSD速度が遅くなる可能性があると海外メディアから報じられました。場合によってPCが起動しなくなる問題も伝えられており様子見を推奨します。
当初はADATA XPG SX8200 Pro 1TB SSDに起因する局地的なバグかと思われていましたが、速度低下の問題は他のメーカーSSD使用時でも発生するようです。
■問題の対処法
この問題が発生した場合の対処法は更新プログラムKB5023706をアンインストールすることで一時的に解決できます。
Windows 11 22H2では巨大な数ギガバイト(GB)のファイルをコピーすると完了するまでに予想以上の時間がかかる場合があります。この問題はサーバーメッセージブロック(SMB)を介してネットワーク共有からファイルをコピーする際に発生しやすくなりますが、ローカルファイルコピーでも影響を受ける可能性はあります。
今回のバグは海外掲示板Redditでもいくつか報告されており、とあるユーザーによると当初14秒だったWindows起動時間が31秒にまで大幅増加していることに気づいたそうです。
報告者の一人は最新アップデートWindows 11 22H2の『更新プログラムKB5023706』をアンインストールしたところ速度低下の問題が解消されたことを確認しました。
そのうちの一人はLenovo Legion5ノートPCにADATA XPG SX8200 Pro 1TB SSDを搭載しており、もう一人はHP Omen 16ノートPCに同じSSDモデルを利用しています。
SSDが原因かと思われていましたがwccftechが独自調査したところTeam group A440 Pro 2 TBでも同様の問題が発生したそうです。ファイル転送中に数秒間停止し、その後何事もなく再開。
マイクロソフトによると『この問題を解消するにはI/Oバッファを使用しないファイルコピーツールをお使いください』と述べています。