ノートCPU『AMD Ryzen 7000シリーズ』発表 しかし消費者は困惑しています
ノート版AMD Ryzen 7000シリーズが発表されましたがZen 2, Zen 3, Zen 3+, Zen 4の複数アーキテクチャが単一の製品ラインナップに混在しており大変困惑しています。
またグラフィック機能も同様にVega, RDNA2, RDNA3の3種類が含まれるため消費者の混乱は避けられません。どうしてこんな事態になってしまったのか…。
以前のノートパソコンも奇妙なラインナップでしたが、最新のAMD Ryzen 7000シリーズを購入する際はさらに細心の注意が必要です。
素敵なラインナップをご覧ください
Ryzen 7000シリーズ | CPU | プロセス | コア/スレッド | キャッシュ L2 + L3 |
メモリ | グラフィック (GPU) |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7045モデル Dragon Range |
Zen4 | 5nm | 16/32 | 80MB | DDR5 | 2x RDNA2 |
Ryzen 7040モデル Phoenix |
Zen4 | 4nm | 8/16 | 20MB | DDR5 LPDDR5 |
12x RDNA3 |
Ryzen 7035モデル Rembrandt R |
Zen3+ | 6nm | 8/16 | 20MB | DDR5 LPDDR5 |
12x RDNA2 |
Ryzen 7030モデル Barcelo R |
Zen3 | 7nm | 8/16 | 20MB | DDR4 LPDDR4 |
8x Vega |
Ryzen 7020モデル Mendocino |
Zen2 | 6nm | 4/8 | 5MB | LPDDR5 | 2x RDNA2 |
下二桁の数字が該当CPUを表しているものの正直一目見て覚える自身はありません。特にグラフィックに至ってはナンバーの共通点もなくめちゃくちゃです。
ひとまずCPU性能が欲しい場合は最上位のRyzen 7045モデルを購入すれば間違いはなくZen4 16コア+80MBのキャッシュにより絶大なパフォーマンスが発揮されます。
はたしてライバルであるIntel Core HXシリーズに対してどこまで迫ることができるのか将来のベンチマークが楽しみなところです。
最上位モデルの基本スペック
最上位タイプのAMD Ryzen 7045シリーズは16コアと最大5.4GHzブーストを提供しデスクトップ同様に80MBの膨大なキャッシュを搭載するCPUです。
Ryzen 9 7945HXとして利用可能であり、このプロセッサを搭載する3種類のノートパソコンがAMDによって確認されました。(Dell Alienware m16/m18, ASUS ROG Strix, Lenovo Legion)
Ryzen 9 7945HXのゲーミング性能
ゲーミング性能 | 体感性能&マルチタスク |
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AMDの掲示したグラフによるとRyzen 9 7945HXは旧世代Ryzen 9 6900HXに対してゲーミング性能が大幅に向上し、League of Legendsに至っては62%の性能差を見せつけています。
また体感速度にある応答性は6900HXから比較して18%向上、コンテンツ製作能力やマルチタスク性能はなんと78%も高いパフォーマンスを示しました。
■ユーザーベンチマーク待ち
ただしこれらはAMDの公式発表であるため話半分程度に留めておくことを勧めます。実物のノートPCがリリースされユーザーベンチマークを見るまでは分かりません。