GeForce RTX 4070の仕様およびFP32パフォーマンス判明

GeForce RTX BEYOND FAST

アッパーミドル向けのNVIDIA GeForce RTX 4070の仕様がリークされました。NVIDIAグラボについて以前から正確な情報を発信しているリーカーであり今回も信憑性が高いと思われます。

CUDAコアなど4070 Tiから大幅に削減されており性能は2~3割ほど減少するかもしれません。ただ結局はコスパ次第ですので価格がいくらになるか気になるところ。

kopite7kimi氏によるとGeForce RTX 4070はストリーミングマルチプロセッサを46個、CUDAコアを5888個搭載するそうです。

これは以前に噂されていたCUDA7468個よりも大幅に少なくなりますが、代わりにメモリ容量およびメモリバスは予想より高くなり全体としてみればそこまで悪くはありません。

【噂 → リーク仕様】
CUDAコア 7468個 → 5888個
メモリ容量 10GB → 12GB
メモリバス 160-bit → 192-bit

4070 vs 4070 Ti スペック比較

グラボ GeForce RTX 4070 GeForce RTX 4070 Ti
GPU AD104-250 AD104-400
プロセスノード TSMC 4N TSMC 4N
CUDAコア 5,888 7,680
Tensorコア 184 240
RTコア 46 60
基本クロック 2,310 MHz 2,310 MHz
最大クロック 2,610 MHz 2,610 MHz
FP32 30.7 TFLOPs ※推定 40 TFLOPs
RT TFLOPs 62.9 TFLOPs ※推定 82 TFLOPs
メモリ容量 GDDR6X 12 GB GDDR6X 12 GB
メモリバス 192-bit 192-bit
メモリ速度 21.0 Gbps 21.0 Gbps
帯域幅 504 GB/s 504 GB/s
TGP 250W 285W
価格 899ドル
発売日 2023年1月5日

リークされた情報を元に海外のメディアサイトWccftechがFP32パフォーマンスを算出しました。
CUDAコア5888個 x 2.61 GHz x 2 = 30.7 TFLOPs

これによってGeForce RTX 4000シリーズ内で性能を直接比較できるようになり、RTX 4070 Tiの約76.8%パフォーマンスになると予想されます。

性能が下がってもその分安くなれば消費者にとって悪くない話です。発売日や価格は明らかになっていませんがRTX 4080のような低コスパにならないことを祈るばかりです。