GeForce RTX 4070の仕様およびFP32パフォーマンス判明
アッパーミドル向けのNVIDIA GeForce RTX 4070の仕様がリークされました。NVIDIAグラボについて以前から正確な情報を発信しているリーカーであり今回も信憑性が高いと思われます。
CUDAコアなど4070 Tiから大幅に削減されており性能は2~3割ほど減少するかもしれません。ただ結局はコスパ次第ですので価格がいくらになるか気になるところ。
Some updates of RTX 4070:
PG141-SKU336/337
AD104-250-A1
5888FP32
12G 21Gbps GDDR6X
36M L2
250W— kopite7kimi (@kopite7kimi) December 9, 2022
kopite7kimi氏によるとGeForce RTX 4070はストリーミングマルチプロセッサを46個、CUDAコアを5888個搭載するそうです。
これは以前に噂されていたCUDA7468個よりも大幅に少なくなりますが、代わりにメモリ容量およびメモリバスは予想より高くなり全体としてみればそこまで悪くはありません。
【噂 → リーク仕様】
CUDAコア 7468個 → 5888個
メモリ容量 10GB → 12GB
メモリバス 160-bit → 192-bit
4070 vs 4070 Ti スペック比較
グラボ | GeForce RTX 4070 | GeForce RTX 4070 Ti |
---|---|---|
GPU | AD104-250 | AD104-400 |
プロセスノード | TSMC 4N | TSMC 4N |
CUDAコア | 5,888 | 7,680 |
Tensorコア | 184 | 240 |
RTコア | 46 | 60 |
基本クロック | 2,310 MHz | 2,310 MHz |
最大クロック | 2,610 MHz | 2,610 MHz |
FP32 | 30.7 TFLOPs ※推定 | 40 TFLOPs |
RT TFLOPs | 62.9 TFLOPs ※推定 | 82 TFLOPs |
メモリ容量 | GDDR6X 12 GB | GDDR6X 12 GB |
メモリバス | 192-bit | 192-bit |
メモリ速度 | 21.0 Gbps | 21.0 Gbps |
帯域幅 | 504 GB/s | 504 GB/s |
TGP | 250W | 285W |
価格 | – | 899ドル |
発売日 | – | 2023年1月5日 |
リークされた情報を元に海外のメディアサイトWccftechがFP32パフォーマンスを算出しました。
CUDAコア5888個 x 2.61 GHz x 2 = 30.7 TFLOPs
これによってGeForce RTX 4000シリーズ内で性能を直接比較できるようになり、RTX 4070 Tiの約76.8%パフォーマンスになると予想されます。
性能が下がってもその分安くなれば消費者にとって悪くない話です。発売日や価格は明らかになっていませんがRTX 4080のような低コスパにならないことを祈るばかりです。