おすすめのPS2エミュレータ一覧 用途に合わせて選ぼう
BIOS不要プラグイン不要のPS2エミュレータ「Play!」が開発されて初心者でも簡単に遊べる時代になりました。起動までのハードルが高いPCSX2とは違う方向からアピールしています。
また20年近く開発継続している「PCSX2」は実機よりはるかに高画質グラフィックで遊べるPS2エミュレータとして人気が高くステートセーブやチート、ネットプレイなど独自の便利機能も搭載しています。互換性も高く97.56%のPS2ソフトが完走したことを確認されています。
PS2ソフト入手と各種エミュレータ解説
2002年からPS2エミュレータの開発が始まり4年が経過するころイントロが動作するようになりました。PS2はメモリ帯域が化け物級になっておりエミュレータで再現することは不可能かと思われていましたが、実際はメモリよりさらに高速なCPUキャッシュに載せて計算すれば良いだけなのです。
今でこそ高性能なエミュレータとして有名なPCSX2ですが当時はPS2を再現することは厳しいと思われていた時代です。PCスペックの向上とともに即座にマルチコアに対応してさまざまな問題も一瞬で解決した最強のPS2エミュレータです。
PS2エミュレータ | 完成度 | BIOS | プラグイン | 日本語 | RetroArch |
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PCSX2 | 必要 | 必要 | O | O | |
Play! | 不要 | 不要 | X | O | |
PS2 Games | エミュレータで遊ぶためのPS2ソフトを入手 |
PCSX2 実機を超えた先にあるものとは
PCSX2 (PS2エミュレータ) | |
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対応OS | Windows Linux Mac |
推奨CPU | Intel Core i3 10100以上 (3.6GHz 4コア8スレッド) AMD Ryzen 3 3100以上 (3.6GHz 4コア8スレッド) |
評価 | 5/5 PS2ゲーム動作率 97.9% |
機能性 | ステートセーブ/チート/ネットプレイ |
エミュ公式 | PCSX2公式サイト |
解説ページ | PCSX2の使い方<初心者向け設定講座> 初心者のためのPCSX2グラフィック設定講座 低速CPUでもPCSX2が豪快に動く設定 焚き火ニートで高画質検証 |
もともとは初代プレステの解析を行っていたチームで2002年からPS2エミュレータの開発へ移行しています。プレイステーション2は独特なハード構造になっており開発に膨大な時間が必要になると考えられていました。
研究が開始されてから数年が経過したある日、IntelがCore 2 Duoを発表したことにより処理が重いPS2エミュレータでもスペックでごり押しが可能になりPCSX2の開発も急速に進むのでした。今ではPS2実機以上のグラフィック再現も可能になっており驚くほど高画質で遊ぶことができます。
PS2ゲームソフト対応率はほぼ100%
20年近くコツコツと解析や開発を続けたPCSX2は最強のPS2エミュレータとして独走状態です。PCSX2公式の動作リストによると確認されたPS2ソフトのうち97.56%がゲームクリアまで問題なくプレイできると報告があります。全く動かないゲームはたったの0.38%しかありません。
PS2エミュレータは日々進化しており10年前と今では必要なパソコンスペックも多少変化しました。大半のPS2ソフトはデュアルコアCPUで問題なく遊べますがPCSX2は4コア以上に最適化してあり高解像度で遊ぶなら4コア以上を推奨します。
エミュレータを起動する難易度は高め
最初から日本語化できるため設定項目に迷うことはありませんが、PS2実機からBIOSを吸い出したりゲームによって各種プラグインを変更するなど専門知識が必要になります。自信がない人はBIOS不要ですぐに遊べるPlay!をオススメします。
とはいえPCSX2は起動率&再現性ともにPS2エミュレータ最高クラスの性能を持っておりネットプレイにも対応しているエミュレータはこれしかないので徐々に慣れていきましょう。
Play! 簡単お手軽すぐ遊べる
Play! (PS2エミュレータ) | |
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対応OS | Windows Linux Mac Android |
推奨CPU | Intel Core i3 10100以上 (3.6GHz 4コア8スレッド) AMD Ryzen 5 3500以上 (3.6GHz 6コア6スレッド) |
推奨GPU | NVIDIA GeForce GTX 1050以上 ※2Dや軽い3DゲームならAPUでも可 |
評価 | ✰✰ 3/5 |
機能性 | ステートセーブ |
日本語 | 非対応 |
BIOS | 不要 |
プラグイン | 不要 |
RetroArch | 対応 |
エミュ公式 | Play!公式サイト |
解説ページ | Play!の使い方<初心者向け設定講座> |
正統派PS2エミュレータであるPCSX2は再現性が高い代わりに実機BIOSやプラグイン設定など専門知識が必要で起動までのハードルが高く感じます。そんな中登場したのがこちらのPlay!です。
BIOS不要、プラグイン不要で抜群な扱いやすさを追求したPS2エミュレータになっており専門知識不要でスグ遊べるため初心者でも戸惑う心配がありません。もちろんBIOS機能は新しく作り直してエミュレートしているだけですので違法性もございません。
PS2ソフト起動率は約62%
2021年2月時点のPlay!公式の動作リストによるとクリアまで完走できると報告のあったゲームが17.92%、バグはあるけど遊べるゲームが44.39%とあり、合計62.31%のPS2ソフトが動作するみたいです。
PS2ソフトを用意するだけでエミュレータが起動することが一番の強みですが、難点としてはPCSX2と比較して動作が重いことや起動率が低いことでしょうか。再現性や互換性を求める人はPCSX2を使用しましょう。
楽なことが大好きな私はBIOS不要プラグイン不要なPS2エミュレータ「Play!」に注目しています。
PlayStation2本体のスペックと成り立ち
CPU | Sony Emotion Engine 295MHz 2コア 250nm |
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GPU | Sony Graphics Synthesizer 147MHz (浮動小数点演算性能:6.2G FLOPS) |
メモリ | RDRAM 800MHz 32MB |
2000年3月4日に発売されたプレイステーション2(PS2)はソニーが開発販売した家庭用ゲーム機です。初代プレイステーションからベストなタイミングでバトンを繋いだPS2は最終的に全世界で最も売れたゲーム機へと成長しました。
ライバルの任天堂がN64→ゲームキューブと失敗続きだったこともあり多くのサードパーティは開発のしやすいソニー系列でソフトを作ることを決めます。
また当時は普及していなかったDVDプレイヤー機能をPS2に搭載していたことやプレイステーション下位互換(一部エミュレータ)もあったことから大きく売り上げが伸びた理由とも言われています。
その後2007年まで敵がいない独占状態が続いたソニーは天狗状態になりPS3で失敗をやらかしてニンテンドーDS/Wiiによる猛攻でPS2の長い時代は幕を閉じました。