次世代AMD FSRはAIテクノロジーが導入されるかもしれない

AMD FSR

次世代AMD FSRはAIテクノロジーを導入するかもしれない

AMD技術統括によると「ゲームとAIの組み合わせを検討しており2024年は大きく飛躍する年である」と報じられました。これはAMD FSRに活用される可能性を示唆しゲーマーとしても目が離せません。

これからAIの時代になると思われますがただ一つ問題点があり専用グラボが必要になることです。今までのFSRはハードを必要としない技術だったので古いグラボを使いまわすことができました。

2024年のAMDについて聞いてみた [翻訳]

■No Priors Ep. 53 | With AMD CTO Mark Papermaster
AMD技術統括者 Mark Papermaster

長い年月をかけてAI用のハードウェアおよびソフトウェアの開発を行ってきましたが2024年は私たちにとって大きな意味を持つ年になります。

クラウド、エッジ、PC、組み込みデバイス、ゲームデバイスなどポートフォリオ全体の管理を可能とするAIが完成し、そしてAIを駆使したゲームデバイスを手掛けています。

2024年は私たちにとって大きな展開をしていく年であり、すべての準備が整っています。

AIを駆使したアップスケーリング技術をゲームデバイスに導入予定であると強調し、これはRadeon GPUのみならずゲーム機などゲームビジネス全体に展開する可能性があります。

もちろん今流通しているゲーム機に導入されることはないと思いますが、ソニーやマイクロソフトに関する噂のように将来的な次世代ハードに搭載されるかもしれません。

AIによる利点と欠点

AMD RDNA3 Radeon

📌利点
AIアップスケーリングには多くの利点が含まれており一番の強みはグラフィック品質が向上することです。NVIDIA DLSSのように高画質を維持したまま利用できるようになるでしょう。

手動で作業していた時よりも時間を短縮できるため多くのゲームに対応し、そして時間/人員によるボトルネックもAIによって解消されます。

📌欠点
AIテクノロジーを利用するために専用のハードウェアが必要になり、将来のアップスケーリング技術は特定アーキテクチャのみ限定されることが大きな欠点です。

現在のAMD FSRは旧型グラフィックボードでも利用できる強みがあるものの、DLSSに比べると画質や滑らかさに負けており次の段階へ移る時なのかもしれません。