全世界のGPUシェア率 vs SteamユーザーのGPUシェア率【2022年Q3】
世界中の市場GPUシェア率を提供しているマーケットウォッチから統計が発表されました。ふとSteamユーザーのグラボシェア率とどう違うのか気になったので比較してみます。
全世界の統計ではおそらくインテルのシェア率が圧倒的に高く、そしてゲーマー揃いのSteamではNVIDIAグラボのシェア率がぶっちぎりになると予想しています。
またGPUマイニングが終焉に向かったことでグラフィックボードのシェア率がどう変化するのかも興味深いところです。
やっぱりゲーマーはNVIDIA
GPUシェア率 | Steam (10月) | 全世界市場 (7~9月) | |
---|---|---|---|
NVIDIA GPU | 79% | 16% | |
AMD GPU | 13% | 12% | |
Intel GPU | 8% | 72% |
全世界の市場統計は7~9月ですのでSteamとズレがあることをご了承ください。もう一つの注意点は全世界市場は比較的新しい商品のシェア率、Steamは古めの商品を含むシェア率になります。(シェア率の傾向としては大きな違いはないはず)
これらはすべて統合グラフィックも含むため全世界の市場シェア率ではインテル圧倒的勝利です。反対にゲーマー揃いのSteamではNVIDIAが圧勝しました。まぁ…想像通りでしたね。
参考までにデスクトップに限らずノートPCやサーバーPCなどありとあらゆるPCが含まれます。
Intelが急成長
全世界の市場グラフを見ると2022年Q2からQ3の短い間にインテルGPUのシェア率が急上昇したことが分かります。62%→72%はそうそう起きない大きな変動です。
NVIDIAは18%→16%に何とかキープできていますが、AMDは20%→12%に大きくシェア率を落とす結果となりました。それにしても7~9月はIntelに何があったのか詳細は語られていません。
SteamユーザーのGPU使用率を深堀
Steamユーザー/使用するGPU | シェア率グラフ | |
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NVIDIA GeForce グラフィックボード |
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Intel CPU 統合グラフィックス |
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AMD Radeon グラフィックボード |
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AMD APU 統合グラフィックス |
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※残り7%は数値が低すぎて統計に記載されないGPUです |
Steamユーザー限定のGPUシェア率を見ていくと20位までGeForceがほぼ独占しておりAMDとIntelの統合グラフィックスがぎりぎりランクインしました。
Radeonグラフィックボードの使用者は本当に少なくランキングに載ったとしてもRX500シリーズです。最新のRX6000シリーズに至ってはシェア率1%しかありません…。
こんな状態ですからそりゃNVIDIAもグラフィックボードを高く売るわけです。おかげさまでRadeonのコスパは随分と良くなってきましたよ。
圧倒的コスパを誇るRadeon RX 6500 XTもおすすめですが、もうすぐ発売されるRadeon RX 7900 XTXも非常に楽しみにしています。