Intel Core i5-13500は旧世代より53%性能アップ 高コスパCPUに期待

Intel,Raptor Lake

Core i5-13500 ES

Intel Core i5-13500および13400のベンチマークスコアがリークされました。旧世代より53%マルチ性能が向上したRaptor Lakeの優秀なパフォーマンスが垣間見れます。

Core i5シリーズの高コストパフォーマンスは健在なようですがこれらはエンジニアリングサンプルであることに注意してください。実際の製品版とは性能が異なる可能性もあります。

※この記事ではCore i5-13500に特化してお送りします。

新旧スペック比較

仕様 Core i5-13500 (ES) Core i5-12500
コードネーム Raptor Lake Alder Lake
コア/スレッド 14(6+8) / 20 6 / 12
基本クロック 3.0GHz
最大クロック シングル 4.9GHz
全コア 4.4GHz
シングル 4.6GHz
L3キャッシュ 24 MB 18 MB
TDP 65W
125W
65W
117W

Intel Core i5-13500の旧世代から大きく変わった点はi5シリーズもスモールコアを搭載していることです。マルチ性能が大幅に向上した理由のほとんどはその恩恵だと思われます。

パフォーマンスコアは同じ6個のままですがスモールコアを新たに8個組み込んでおり、旧世代Core i7シリーズのようなマルチパフォーマンスを期待できます。

ただRaptor Lakeはマルチ強化に力を入れた代わりにシングル性能がそこまで上がっていない点は残念です。

ベンチマーク比較

Core i5-13500のCinebench R23マルチスコア
Cinebench R23 マルチスコア対決
Intel Core i7-12700K 100%
23,482 pts
AMD Ryzen 9 5900X 90%
21,121 pts
Intel Core i5-13500 85%
19,891 pts
AMD Ryzen 7 7700X 83%
19,563 pts
Intel Core i5-12600K 76%
17,881 pts
AMD Ryzen 5 7600X 65%
15,368 pts
AMD Ryzen 7 5800X 65%
15,330 pts
Intel Core i5-12500 55%
12,974 pts
Intel Core i5-12400 54%
12,750 pts

■マルチ性能
ES品を入手したリーカーによるとCinebench R23のマルチスコアは19,891を叩き出しておりCore i5-13500の驚異的なマルチ性能が発揮されています。

旧世代のCore i5-12500から比較すると53%もパフォーマンスが向上し、発売されて間もないRyzen 7 7700Xと同等性能であるため格上相手でも戦っていけるそうです。

■シングル性能
シングル性能は旧世代比9%ほどパフォーマンス向上しましたが劇的な進化を遂げたマルチパフォーマンスを見た後では印象が薄く感じてしまいます。本来はこれで十分なんですけども。

■気になるお値段
優秀な成績を残したとてコスパが悪ければ意味がありません。公式発表はされていませんがCore i5-13500はおおよそ250ドルぐらいになると予想されており350ドルするRyzen 7 7700Xより安く購入できるかもしれません。