Core i9-12900KSは最強の座に君臨すべく5.5GHzに到達しました
TDP65W版のAlder Lakeはモンスター級のコストパフォーマンスを発揮していますが最上位クラスであるTDP125W版も実は頑張っています。そしてついに最大5.5GHzに達成しました。
とんでもない消費電力にはなりますがとにかくパフォーマンスを必要としているユーザーには最強の選択肢になり得るでしょう。
12900KSの最大クロック判明
今回インテルによってリークされたAlder Lakeの情報ではパフォーマンスコアの最大クロックが初めて5.5GHzに到達したCPUであることを確認できます。
さらに詳しくHWiNFOの画像を見ていくと16コアのパーツで構成されているため、おそらくCore i9シリーズのCPUであることが想定されます。
以上のことから数週間前から噂されている発表予定のCore i9-12900KSになる可能性が高いとメディア関係者はみています。
ニッチなオーバークロック市場をターゲットにするため、これらはより耐性に優れたチップだけが抽出されてKSシリーズとしてラッピングされています。
Core i9-12900KS?の詳しい仕様
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もしCore i9-12900KSであるならAlder Lake CPUの中で最上位に位置するフラッグシップモデルになるでしょう。
パフォーマンスコアは最大5.5GHzで動作してすべてのコア作動時は5.2GHzまで落ちます。省エネコアは最大で3.9GHzで動作して4コア以上のコア作動時は3.7GHzまで下落します。
TDP値は125W(PL1)が維持されていますがPL2定格が241Wのままであるかそれ以上になるかは現在不明です。またL3キャッシュは30MB含みます。
12900Kと仕様比較
仕様 | Core i9-12900KS | Core i9-12900K |
---|---|---|
Pコア | 8 | 8 |
Eコア | 8 | 8 |
合計 コア/スレッド |
16/24 | 16/24 |
Pコア最大クロック | 5.5GHz | 5.2GHz |
Pコア最大クロック 全コア負荷時 |
5.2GHz | 5.0GHz |
Eコア最大クロック | 3.9GHz | 3.9GHz |
Eコア最大クロック 全コア負荷時 |
3.7GHz | 3.7GHz |
L3キャッシュ | 30MB | 30MB |
TDP PL1 | 125W | 125W |
TDP PL2 | 250W? | 241W |
Intel Core i9-12900Kの希望小売価格は589ドルに設定されており、Core i9-12900KSを発表するときは確実にそれより高くなることが予想されています。
インテルはCES2022の期間中に他にも様々な発表とともに今回のCPUを展示する可能性も高いので1月5日をご期待ください。