全スモールコア構成の『Alder Lake-N』仕様およびベンチマークがリーク

Intel

インテルコアプロセッサー

Intelは近々CeleronおよびPentiumブランドを終了し、エントリー帯は全てスモールコア(E-Core)で構成されたAlder Lake-Nに置き換えるそうです。

実際にRaptor Lake-SではCore i3シリーズより下がラインナップに記載されておらず、Alder Lake-Sを最後に同ブランドは2023年から移り変わると予想します。

CPU仕様 N95 N100 N200
コア/スレッド 4/4
基本クロック 1.7 GHz
最大クロック 3.1 GHz
L2キャッシュ 2.0 MB
L3キャッシュ 6.0 MB

今後のローエンド帯はIntel N95, N100, N200のラインナップを予定しておりそのうちN95の仕様およびベンチマークスコアが今回リークされました。

N95は100や200より大幅にスペック削減されたモデルですが、どれぐらいのパフォーマンスを持っているのか世代ごとのグラフで確認してみましょう。

世代ごとのパフォーマンス対決

Geekbench 5 シングル性能対決
Intel Pentium Gold G7400
Alder Lake
100%
1,442 pts
AMD Ryzen 3 1200
Zen
57%
820 pts
Intel Pentium G4400
Skylake
55%
788 pts
Intel N95 54%
781 pts
Intel Pentium G3220
Haswell
43%
623 pts
Intel Pentium G620
Sandy Bridge
31%
454 pts
Geekbench 5 マルチ性能対決
Intel Pentium Gold G7400
Alder Lake
100%
3,164 pts
AMD Ryzen 3 1200
Zen
84%
2,659 pts
Intel N95 63%
1,978 pts
Intel Pentium G4400
Skylake
45%
1,437 pts
Intel Pentium G3220
Haswell
36%
1,142 pts
Intel Pentium G620
Sandy Bridge
26%
826 pts

『スモールコアはSkylake相当のパフォーマンスがある』とインテル公式の発言通りシングル性能はほぼ同等であることが分かります。マルチ性能ではコア数が多いN95が有利なスコアを記録しました。

もちろん消費電力はSkylakeより圧倒的に低くなるためTDP次第ではファンレスPCも可能になるかもしれません。省エネPCとしてAlder Lake-Nの活躍が大いに期待されます。

具体的な詳細はまだ何も判明していませんが2023年初頭からOEM PCなどに搭載される予定です。