DDR4/DDR5両対応のLGA1700マザーボード登場
中国のマザーボードメーカーONDAはDDR4/DDR5メモリー両方に対応しているH610搭載のLGA1700マザーボードを発表しました。
ただしメモリサポートはシングルチャネルになっておりどちらか1枚しか機能しないため期待しているコンボマザーボードではないようです。
以前はASRockがこういった互換性重視のマザーボードに力を入れていましたが売上に繋がらないことが多く最近はもう作っていません。
ONDA H610M+
Alder Lake対応のマザーボードは世界中に大きな需要があり各メーカーはDDR4版を出すかDDR5版を出すか非常に頭を悩ませています。
そして今回ONDAはDDR4/DDR5両方に対応しているH610搭載マザーボードを発表しました。最近の中国メーカーはコンボマザーボードをいくつもリリースしています。
ONDA H610M+は合計2個のメモリスロットを備えておりそれぞれDDR4/DDR5に対応しています。残念ながら同時に使用できないため1枚のメモリしか機能しません。
型番 | ONDA H610M+ |
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CPUサポート | 第12世代 Alder Lake Core i3 / i5 / i7シリーズ |
メモリサポート | 1x DDR4-3200 32GB 1x DDR5-4800 32GB |
PCIe | 1x PCIe Gen 5.0×16 1x PCIe x1 |
ストレージ | 3x SATA 3.0 6GB/s 1x NVMe Gen 3.0×4 |
USB | 2x USB 3.0 2x USB 2.0 |
ネットワーク | 1000BASE-T M.2 Wi-Fi |
画像出力 | 1x HDMI 1x VGA |
サイズ | M-ATX 220mm x 180mm |
仮にメモリスロットが4つありデュアルチャネルをサポートしていたら購入リストに挙がっていたかもしれません。
さらに多くのコンボマザーボードが発表されることを期待して今後も中国メーカーを注視していきます。
メモリ過渡期はタイミングが難しい
DDR5は思ったより性能が上がらず消費電力も高くなるため特定用途以外では乗り換える価値がほとんどありません。
もちろん最終的にはDDR5の方が高速なメモリになりますが今のところDDR4のままキープして使い続けたいユーザーは多くいるはずです。
メモリ過渡期では両対応のマザーボードがあると乗り換え時期を気にせず使用できるため一定の需要があると思います。