AMD Ryzen 7 8700G公式発表まとめ GeForce GTX 1650より最大30%高速
待望のデスクトップAPU「Ryzen 8000Gシリーズ」が正式発表されました!8700G, 8600G, 8500Gのドル価格がそれぞれ判明しましたが日本円についてはまた後日調査します。
そしてRyzen 7 8700Gのゲーミング性能も明らかになりGeForce GTX 1650から比較して1.2~1.3倍のパフォーマンスがあるそうです。(ただしゲームによる)
公式発表は最も良い状態のみ切りぬくため実際の体感とは異なることが多々あります。5700Gより大きくパワーアップしている点は間違いありませんが発売後のユーザーベンチマーク待ちです。
以下、公式発表まとめ
次世代デスクトップAPUのスペック
Zen4 APU | コア/スレッド | 最大クロック | 合計キャッシュ | GPU | TDP | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
Ryzen 7 8700G | 8C / 16T | 5.1 GHz | 24 MB | Radeon 780M 12 CU |
45W 65W |
329ドル |
Ryzen 5 8600G | 6C / 12T | 5.0 GHz | 22 MB | Radeon 760M 8 CU |
45W 65W |
229ドル |
Ryzen 5 8500G | 6C / 12T | 5.0 GHz | 22 MB | Radeon 740M 4 CU |
45W 65W |
179ドル |
Ryzen 3 8300G | 4C / 8T | 4.9 GHz | 12 MB | Radeon 740M 4 CU |
45W 65W |
OEM |
AMD Ryzen 8000G (コードネームHawk Point)はZen 4 CPUおよびRDNA 3 GPUを組み合わせたAPUであり、モノリシック化されパワーと省エネの両立が実現しました。
現在多くのマザーボードメーカーがこのAPUに対応するためのBIOSを手掛けており、AM5マザーボードと互換性のあるデスクトップPCにて使用できるようになります。
📌ハイエンドとエントリーモデル
搭載されているGPUがそれぞれ異なりハイエンド型とエントリー型の2種類あります。8700G, 8600GはハイエンドGPUが搭載され8500G, 8300Gはエントリーモデル向きに制御されます。
📌8300GはOEM専用
また自作PC向けに提供されるAPUは上位3種類でありRyzen 3 8300GはOEMのみ提供される事に注意してください。
各ゲームの平均FPS
AMDが発表した性能グラフを見るとRadeon 780Mによって多くのゲームが快適に動作し、サイバーパンク2077のような重いタイトルすらも平均60FPSオーバーで遊べるそうです。
これはHYPR-RXやFluid Motionなど最先端のグラフィック技術を活用しており、ライバルであるIntel UHD 770グラフィックに対して最大4倍パフォーマンスの開きがあります。
GeForce GTX 1650と比較
Intel Core i5-13400FとGeForce GTX 1650を組み合わせた構成に対してRyzen 7 8700Gの実ゲーム性能がどれぐらいあるのか比較グラフも公開されました。
StarfieldやAlan Wake 2など1.3倍近いパフォーマンスを発揮する一方、GTA5やバルダーズゲート3のようにGTX 1650に劣る結果もありゲームによってさまざまです。
発売日はいつ?
Ryzen 7 8700G, Ryzen 5 8600G, Ryzen 5 8500Gを含む次世代APUは2024年1月31日から発売されます。もちろん同時期に8300Gを搭載したPCも登場することでしょう。
また各マザーボードメーカーも完全サポートしたBIOSをリリースする予定であり、使用しているマザーボードのメーカーサイトから各自チェックしてください。